かきなぐる 意味
- 【書きなぐる】
字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。
「―・ったような筆跡」
関連用語
書きなぐる: かきなぐる ④◎ 字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。 「―・ったような筆跡」
かきしゃなぐる: 【掻きしゃなぐる】 かきむしる。 「つかみ付き―・り,ぶてど叩けど/浄瑠璃・曾根崎心中」
なぐる: 【殴る・擲る・撲る】 (1)(硬い物で)強くたたく。横ざまに強く打つ。ぶんなぐる。 「げんこつで頭を―・る」 (2)風雨が横なぐりに吹きつける。 「暖かき風池の面(オモ)を―・つて/露小袖(乙羽)」 (3)投げやりにものをする。 「ええかげんに―・つてはやくしまはうねえ/黄表紙・艶気樺焼」 ‖可能‖ なぐれる ; ⇒なぐれる
…をなぐる: を操る
あなぐる: 【探る・索る】 探し求める。さぐる。また,くわしく調べる。 「乃ち出でて畝傍山に入る。因りて山を―・る/日本書紀(舒明訓)」
かなぐる: (1)荒々しく取り去る。 「死にし人の髪を―・り抜き取るなりけり/今昔 29」 (2)荒々しく払いのける。 「腹だち―・りて起くれば/落窪 1」
しゃなぐる: かきむしる。かなぐる。 「髪も頭も引き―・り/浄瑠璃・関取千両幟」
つなぐるま: 【綱車】 綱を用いる伝導装置。また,それに使用する車。木製または鋳鉄製で,綱を掛けるための半円型の溝が切ってある。ロープ車。
なぐるさの: 【投ぐる矢の】 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。 「―遠ざかり居て/万葉 3330」
なぐるさ-の: 【投ぐる矢の】 (枕詞) 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。「―遠ざかり居て/万葉 3330」
はなぐるま: 【花車】 (1)花で飾った車。 (2)花を積んだ車。
ぶんなぐる: 【打ん殴る】 強くなぐる。 「思い切り―・る」 ‖可能‖ ぶんなぐれる
むなぐるま: 【空車】 (1)屋根のない車。 「―に魚(イオ)塩積みて持て来たり/宇津保(藤原君)」 (2)人の乗っていない車。からぐるま。 「のせてやる我が心さへとどろきてねたくも返す―かな/頼政集」
おきなぐさ: 【翁草】 随筆。二〇〇巻。神沢貞幹著。前半一〇〇巻は1772年成稿。後年さらに一〇〇巻を加える。中古より江戸寛政期(1789-1801)頃までの伝説・世話・記事・異聞などを諸書から抜き書きし,著者の見聞をあわせて記録したもの。 ; 【翁草】 (1)キンポウゲ科の多年草。日当たりのよい山地に自生。全体に白毛が密生する。葉は根生し,羽状複葉。春,高さ20センチメートル内外の花茎上に鐘状の花
きなぐさみ: 【気慰み】 心を慰めること。気晴らし。