くだ 意味
- 【管】
(1)断面が円形で,中が空になっている細長いもの。普通,液体や気体を通すのに用いる。
「ゴムの―で水を吸い上げる」
(2)機(ハタ)を織るとき,緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。
(3)糸繰り車のつむに差して,糸を巻きつける軸。
(4)「管の笛(フエ)」に同じ。
「吹き鳴せる―の音も/万葉 199」
――を用いて天を窺(ウカガ)う
〔荘子(秋水)〕
細い管の穴から天をのぞく。見識の狭いたとえ。管の穴から天をのぞく。
- 〔「くだ+もっと...くだしい」の略〕
くどい・こと(さま)。
「改まり申すは―なれど/浄瑠璃・八花形」
――を巻(マ)・く
〔「管(クダ)(3)」を連想して「巻く」といったもの〕
とりとめのないことを繰り返して言う。訳のわからないことをぐずぐず言う。
「酒に酔って―・く」
例文
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- 息を深く吸ったり吐いたりしてください。
- 「手伝ってくださいませんか」「喜んで」
- 必ず明日までに宿題を提出してください。
- バスでの病院の行き方を教えてください。
- 火事の場合は119に電話してください。
関連用語
くだ-くだ: [1] (副) 長々とまとまりなく述べるさま。くどくど。「―(と)説明する」
くだくだ: 長々とまとまりなく述べるさま。くどくど。 「―(と)説明する」
いくだ: 【幾許】 (多く「いくだも」の形で下に打ち消しの語を伴う)いくら。いくほど。いくばく。 「さ寝し夜は―もあらず/万葉 135」
おくだ: 【奥田】 姓氏の一。
かくだ: 【角田】 宮城県南部,角田盆地にある市。近世,伊達氏の一門石川氏の城下町として発展。農業が中心。
くだい: 【句題】 (1)俳句の題。 (2)和歌などの詠作の際,古歌などの一句を題として用いたもの。また,その題。
くだく: 【砕く・摧く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)固まっているものを,打撃や圧力を加えて細かい破片にする。かたまりを細かくする。 「氷を―・く」「土のかたまりを鍬(クワ)で―・く」 (2)勢い・熱意などを弱らせる。くじく。 「敵の野望を―・く」「運に乗じて敵を―・く時/徒然 80」 (3)難解なものをわかりやすくする。 「法律の条文を―・いて説明する」 (4)(「心をくだく」「身
くだけ: 【砕け】 (1)砕けること。また,砕けたもの。破片。 「腰―」「雪の―しそこに散りけむ/万葉 104」 (2)事のなりゆき。結末。 「翌の朝の―をあんじ思案とりどり/洒落本・多佳余宇辞」
くだし: 【下し】 〔動詞「下す」の連用形から〕 (1)下剤。下し薬。 「尼子・佐竹の―を与へて程なく癒えにけり/仮名草子・浮世物語」 (2)目上の人から下された言葉。 「これ,目の当りにて参らせよと侍りつる―の侍りつれば/宇津保(国譲下)」
くだす: 【下す・降す】 (1)高い地位や,権威ある地位にある者が命令・判決などを申し渡す。《下》「判決を―・す」「厳罰を―・す」「この人の領にてあるべきよし,仰せ―・されにければ/大鏡(師尹)」 (2)はっきりとした判断をする。《下》「決断を―・す」「評価を―・す」「君はいやに邪推を―・して/当世書生気質(逍遥)」 (3)戦いやスポーツの試合で,相手を負かす。攻め落とす。 「強敵を―・す」「城
くだら: 【百済】 (1)朝鮮古代の三国の一。四世紀半ば,馬韓(バカン)北部に成立。のち高句麗(コウクリ)に圧迫され半島西南部へ移動。王族は高句麗系の夫余族といわれる。日本との関係が深く,仏教など大陸文化を伝え,日本古代文化の形成に大きな影響を与えた。660年に唐・新羅(シラギ)の連合軍に滅ぼされた。ひゃくさい。 〔「くだら」は日本における称で,大村を意味する古代朝鮮語によるという〕 (2)古代,
くだり: 【行】 〔「下(クダ)り」と同源〕 ※一※ ◎ (名) (1)文章の縦(タテ)の行(ギヨウ)。 「―の程,はじざまにすぢかひて/源氏(常夏)」 (2)(着物の)縦の線。 「手本(タモト)の―まよひ来にけり/万葉 3453」 ※二※ (接尾) 助数詞。文章の行(ギヨウ)を数えるのに用いる。 「ただ三―ばかりに,文字ずくなにこのましくぞ書き給へる/源氏(梅枝)」 ; 【領・
くだる: 【下る・降る】 (1)高い所から低い所へ移動する。 ⇔のぼる 「坂道を―・る」「山を―・る」 (2)川の上流から下流へ移動する。《下》 ⇔のぼる 「川を―・る」 (3)都から地方へ行く。《下》 ⇔のぼる 「奥州へ―・る」 (4)〔内裏が都の北にあったところから〕 京都で,南へ向かって行く。《下》 ⇔のぼる 「烏丸通りを七条まで―・る」「西の大宮より―・らせ給て/大鏡(
くだん: 【九段】 東京都千代田区西部の地名。九段坂上に靖国神社がある。 ; 【件】 〔「くだり(件)」の転。普通,「くだんの」の形で用いる〕 (1)前に述べたこと。くだり。 「―の用件で参上します」 (2)いつものこと。例のこと。 「―の大矢を打ちくはせ/保元(中)」 ――の如(ゴト)し 以上述べたとおりである。文書・証文の終わりなどに用いる。 「よって―」
くだ・く: [2] 【砕く・摧く】 ■一■ (動カ五 [四] ) (1) 固まっているものを,打撃や圧力を加えて細かい破片にする。かたまりを細かくする。「氷を―・く」「土のかたまりを鍬(クワ)で―・く」 (2) 勢い・熱意などを弱らせる。くじく。「敵の野望を―・く」「運に乗じて敵を―・く時/徒然 80」 (3) 難解なものをわかりやすくする。「法律の条文を―・いて説明する」 (4) (「