σ結合 意味
- シグマけつごう ④
二個のシグマ電子から成る電子対を,二個の原子が共有することによって形成される化学結合。単結合はσ結合である。
→パイ結合
- 結合 けつごう ◎ いくつかの物が結びついて一つになること。また,その結びつき。 「分子が―する」
- 結合― けつごう-エネルギー ―ガフ― [6] [7] 【結合―】 二個以上の粒子が結合している束縛状態を破って粒子をばらばらにするために必要なエネルギー。分子内の原子の結合エネルギーは一原子あたり数 eV程度,原子核内の核子では一核子あたり平均 8 MeVである。
- π結合 パイけつごう ③ 二個のπ電子から成る電子対を,二原子が共有することによって形成される化学結合。炭素原子間の二重結合は,一個のσ結合と一個のπ結合から成り,三重結合は一個のσ結合と二個のπ結合から成る。 →シグマ結合
- 単結合 たんけつごう ③ 一個の原子と他の原子との間で,一対の電子が共有されてできた共有結合。構造式中では一本の線で表される。
- 結合す 繋ぎあわす; 継ぎ合わせる; 接続する; 結合する; 繋ぎ合わす; 接合する; 繋ぐ; 繋ぎ合わせる; 結び付ける; 結び合せる; 繋ぎ合せる; むすび付ける; 繋ぎ合す; 結びつける; 繋合す; 関係つける; つなぎ合わせる; 繋合せる; 結び合す; 係る; 接する; 繋げる; 結び合わす; 繋合わす; 接ぐ; 結合せる; 繋合わせる; 結びあわせる; 結合わせる; 連結する; くっつかす
- 結合体 けつごうたい ◎ いくつかのものが結合して一体となったもの。
- 結合器 カプラー
- 結合法 けつごうほう ◎ 〔(ラテン) ars combinatoria〕 〔哲〕 ライプニッツが提唱した普遍的記号法。複合概念を少数の単純概念の結合から計算により導き出そうとする試み。現代の記号論理学の先駆とされる。
- 結合犯 けつごうはん ③ 各々独立して罪となる数個の行為が結合して一つの犯罪を構成するもの。暴行または脅迫と盗取とが結合して強盗罪となる類。
- 結合音 けつごうおん ③ うなりを発しない程度に振動数の隔たった二つの音を同時に強く出す時に聞こえる,それらの音および倍音の振動数の和または差に相当する音。和の振動数をもつ音を加音,差の振動数をもつ音を差音という。合音。
- イオン結合 イオンけつごう
- 三重結合 さんじゅうけつごう ⑤ 二個の原子の間が三個の共有結合で結ばれていること。‐C≡C‐や‐C≡N のようにアセチレンやシアン化物中に存在する。
- 不飽和結合 ふほうわけつごう ⑤ 有機化合物の分子構造中にある二重結合および三重結合。特に炭素原子どうしの結合についていい,化学反応性が比較的高い。
例文
- Sp2混成した電子が正面から結合し、σ結合を作る。
- 配位子群軌道として金属とσ結合するような結合だけを考える。
- 例えば、一般に、π結合はσ結合より結合エンタルピーがやや低い。
- それは2つの軌道が縦方向に一次結合し、σ結合よりも長くなっている。
- σ結合は切れにくい強い結合であるのに対し、π結合は切れやすい結合である。
- と表され、σ結合が1つ、π結合が2つ、δ結合が1つであることを意味する。
- この様に同一軸上無いσ結合による結合は bent bond と呼ばれる。
- S軌道同士、s軌道とsp混成軌道、s軌道とp軌道の結合はσ結合を形成する。
- σ結合(シグマけつごう)は、結合軸方向を向いた原子軌道同士による結合である。
- これは全てがσ結合で成り立っていることから、σ-ヘリセンと名付けられている。