―神社 意味
- 神社 じんじゃ ① 産土神(ウブスナガミ),天神地祇(チギ),皇室や氏族の祖神,国家に功労のあった者,偉人・義士などの霊を神として祀(マツ)った所。やしろ。おみや。じんしゃ。
- 籠神社 このじんじゃ 京都府宮津市大垣にある神社。祭神は豊受大神・彦火明命(ヒコホアカリノミコト)・天照大神(アマテラスオオミカミ)など。丹後国一の宮。こもりじんじゃ。 ; こもりじんじゃ ⇒このじんじゃ(籠神社)
- 鷲神社 おおとりじんじゃ 東京都台東区千束にある神社。祭神は天之日鷲命(アメノヒワシノミコト)・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。開運・商売繁盛の神として信仰され,一一月の酉(トリ)の市は有名。
- 枚聞神社・開聞神社 ひらききじんじゃ 鹿児島県揖宿(イブスキ)郡にある旧国幣小社。祭神は枚聞神。発祥は開聞(カイモン)岳に対する山岳信仰という。薩摩国一の宮。
- 三囲神社 みめぐりじんじゃ 東京都墨田区向島にある稲荷神社。祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)。俳人其角(キカク)が雨乞いのため「夕立や田をみめぐりの神ならば」の句を神前に奉じたと伝える。
- 三峰神社 みつみねじんじゃ 埼玉県秩父郡の三峰山にある旧県社。祭神は伊奘諾尊(イザナキノミコト)・伊奘冉尊(イザナミノミコト)。鎌倉時代に修験道の道場となり,江戸時代に入ると三峰講などにより庶民の信仰を集めた。三峰権現。
- 三輪神社 みわじんじゃ ⇒大神神社(オオミワジンジヤ)
- 上賀茂神社 かみがもじんじゃ 賀茂別雷(ワケイカズチ)神社の通称。京都市北区上賀茂本山町にある神社。祭神は別雷命(ワケイカズチノミコト)。 →賀茂神社
- 下鴨神社 しもがもじんじゃ 賀茂御祖(カモミオヤ)神社の通称。京都市左京区下鴨泉川町にある。祭神は玉依姫命(タマヨリビメノミコト)と賀茂建角身命(カモタケツノミノミコト)。 →賀茂神社
- 乃木神社 のぎじんじゃ (1)東京都港区赤坂にある旧府社。祭神は乃木希典ならびに夫人静子。社地は旧乃木邸跡。1923年(大正12)創建。 (2)京都市伏見区桃山にある旧府社。祭神は乃木希典。境内に夫人静子を祀(マツ)る静魂神社がある。1916年(大正5)創建。
- 二荒山神社 ふたらさんじんじゃ (1)日光市山内にある神社。祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)・田心姫命(タゴリヒメノミコト)・味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)。古代からの二荒山を神体とする信仰に起源をもつ。 (2)宇都宮市にある神社。祭神は豊城入彦命(トヨキイリヒコノミコト)・大物主命・事代主命(コトシロヌシノミコト)。ふたらやまじんじゃ。
- 人丸神社 ひとまるじんじゃ 柿本(カキノモト)神社の別名。
- 今宮戎神社 いまみやえびすじんじゃ 大阪市浪速区恵美須町にある神社。祭神は事代主命(コトシロヌシノミコト)など。一月九日から一一日まで行われる十日戎(トオカエビス)は有名。
- 今宮神社 いまみやじんじゃ 京都市北区紫野今宮町にある神社。祭神は大国主命・事代主命(コトシロヌシノミコト)・稲田姫。1001年除疫のための疫神を勧請して創建。例祭は一〇月九日。 →安楽(ヤスライ)
- 伊豆山神社 いずさんじんじゃ 熱海市伊豆山にある神社。祭神は伊豆山神。源頼朝が厚く尊崇し,北条氏・徳川氏らの武家によっても代々信仰された。走湯(ハシリユ)山権現(ゴンゲン)。伊豆山権現。伊豆権現。
例文
- 堀幸雄『戦後の右翼勢力』「第三章・戦後右翼のイデオロギー、第二節・葦津珍彦の思想―神社本庁のイデオロギー」(勁草書房・1993年・増補版)。
- ^ 富沢雄史・峰岸隆・寺地洋之・加藤祐策「神体山にみられる古代信仰形態と神社の配置構成―神社の空間構造に関する研究(その2)」「学術講演梗概集(F-2 建築歴史・意匠)」(日本建築学会)1996年7月。