あいぜんかつら 意味
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- 【愛染かつら】
小説。川口松太郎作。1937(昭和12)~38年「婦人倶楽部」連載。未亡人の看護婦と医師との恋愛を描いたもの。38年映画化され,主題歌「旅の夜風」とともに戦時下に大ヒットした。
- あいぜん 【靄然】 (1)雲や霞(カスミ)などのたなびくさま。 (2)穏やかなさま。なごやかなさま。 「掻乱(カキミダ)されし胸の内は―として頓(トミ)に和らぎ/金色夜叉(紅葉)」 ; 【愛染】 〔仏〕 (1)人や物に引きつけられ,執着すること。特に,男女の愛欲にとらわれること。愛着。 (2)「愛染法」の略。 (3)「愛染明王」の略。
- あいぜん-ほう ―ホフ [3] [0] 【愛染法】 密教で,愛染明王を本尊として行う修法。災難を除き,幸福をもたらすという。
- わき-あいぜん [1] 【和気靄然】 (ト|タル) [文] 形動タリ なごやかな気分がみなぎっているさま。「大歓喜に充ちて―たるものがあるから/其面影(四迷)」
- あいぜんほう 【愛染法】 密教で,愛染明王を本尊として行う修法。災難を除き,幸福をもたらすという。
- わきあいぜん 【和気靄然】 なごやかな気分がみなぎっているさま。 「大歓喜に充ちて―たるものがあるから/其面影(四迷)」
- ぜんかつ 【全割】 動物の受精卵の全体が完全に割球に分かれる卵割様式。等黄卵(ウニ類・哺乳類)や卵黄の分布が偏った端黄卵(両生類)にみられる。全卵割。 ⇔部分割
- あいぜんごする ①- 【相前後する】 一つの事に続いてすぐ次の事が起こる。ほぼ同時に…する。 「二人は―・して到着した」
- あいぜんまんだら 【愛染曼荼羅】 愛染明王を本尊として構成された曼荼羅。愛染法を修する際に用いる。三七尊建立と一七尊建立の二種がある。
- あいぜん-まんだら [5] 【愛染曼荼羅】 愛染明王を本尊として構成された曼荼羅。愛染法を修する際に用いる。三七尊建立と一七尊建立の二種がある。
- あいぜん-みょうおう ―ミヤウワウ 【愛染明王】 (梵 Rāgarāja) 愛欲の煩悩がそのまま悟りにつながることを示す明王。像は一般に,全身赤色,三目六臂(サンモクロツピ)で弓矢などを持ち,顔には怒りの相を表す。愛染法の本尊。恋愛成就の神として水商売の女性や,「藍染」に通じるところから染め物業者の守り神として信仰される。愛染王。
- あいぜんみょうおう 【愛染明王】 〔梵 Rāgarāja〕 愛欲の煩悩がそのまま悟りにつながることを示す明王。像は一般に,全身赤色,三目六臂(サンモクロツピ)で弓矢などを持ち,顔には怒りの相を表す。愛染法の本尊。恋愛成就の神として水商売の女性や,「藍染」に通じるところから染め物業者の守り神として信仰される。愛染王。
- しょうまんあいぜんえ 【勝鬘愛染会】 毎年7月1日,大阪市天王寺区夕陽丘町の勝鬘院で行われる本尊愛染明王の開帳の仏事。多くの参詣者があり,特に役者や遊女の信仰を集めた。
- しょうまん-あいぜんえ ―ヱ 【勝鬘愛染会】 毎年7月1日,大阪市天王寺区夕陽丘町の勝鬘院で行われる本尊愛染明王の開帳の仏事。多くの参詣者があり,特に役者や遊女の信仰を集めた。
- いぜん 【惟然】 ⇒広瀬(ヒロセ)惟然 ; 【以前・已前】 (1)ある時点よりも前。 ⇔以後 「明治―」「第二次大戦―」 (2)ある段階・レベルまでまだ至っていないこと。 「常識―の問題」 (3)今よりもだいぶ前。昔。 「―訪問した土地」 ; 【已然】 「已然形」の略称。 ; 【夷然】 落ちついて動じないさま。平然。 「―として使命を果たす」
- かつら 【桂】 京都市西京区,桂川西岸の地域。桂離宮がある。((歌枕))「こよひわが―の里の月を見ておもひのこせることのなきかな/金葉(秋)」 ; 【桂】 姓氏の一。 ; 【桂】 (1)カツラ科の落葉高木。高さ約30メートル。樹皮は灰色で,葉は卵心形。雌雄異株。春,葉に先立って紅色を帯びた細花を房状につける。果実は円柱形の袋果。材は軽く軟らかく加工が容易で,家具・彫刻・器具用になる。