あい-つ・ぐ 意味
読み方:
意味
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- アヒ― [1]
【相次ぐ・相継ぐ】
(動ガ五[四])
(1)同じような物事が続いて起こる。「事故が―・いで起こる」
(2)受け継ぐ。相続する。「中務宮と聞えけるが領じ給ひける所…―・ぐ人もなくて/源氏(松風)」
- つ・ぐ [0] 【注ぐ】 (動ガ五 [四] ) (「継ぐ」と同源) 器に物を入れる。特に液状の物をそそぎ入れる。「お茶を―・ぐ」「飯を―・ぐ」 [可能] つげる
- ぐ-あい ―アヒ [0] 【具合・工合】 (「ぐわい」とも) (1) 物事の機能の状態。かげん。あんばい。「エンジンの―がおかしい」「体の―が悪い」 (2) 都合。「今日は忙しくて,―が悪い」「―よく,タクシーが来た」 (3) ていさい。かっこう。「仮病がばれてどうも―が悪い」 (4) 物事のやりかた。方法。あんばい。「こんな―にやればうまくいく」
- いい-つ・ぐ イヒ― [3] 【言(い)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) (1) 語り伝える。「代々―・がれてきた」 (2) 前の言葉に続けて言う。「尚ほ―・がんとして苦しげに息す/源おぢ(独歩)」 (3) 託された言葉を伝える。伝言する。「人ノ話ヲ―・イデヤル/ヘボン」
- うけ-つ・ぐ [0] [3] 【受(け)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 前の人の仕事などを引き継ぐ。また,人の性質や志などを引き継ぐ。継承する。「書記の役を―・いだ」「親から―・いだ気質」 [可能] うけつげる
- おい-つ・ぐ オヒ― 【追ひ次ぐ・追ひ継ぐ】 (動ガ四) 間をあけないで,すぐあとに続ける。続けざまにする。「我も我もと―・ぎて行くに/枕草子 78」
- かたり-つ・ぐ [4] 【語り継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 次の世代の人に次々と語って,伝える。「この村に―・がれてきた民話」
- きき-つ・ぐ [3] 【聞(き)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 次々に伝え聞く。人づてに聞く。「後の代の―・ぐ人も/万葉 4211」
- さし-つ・ぐ [0] 【指(し)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 指し掛けの将棋を,改めて指し続ける。「翌日一〇時から―・ぐ」
- とり-つ・ぐ [0] [3] 【取(り)次ぐ】 (動ガ五 [四] ) (1) 両者の間にたって,一方の意向を他方に伝える。仲立ちする。「君の言い分は私が―・いであげよう」 (2) 来客・電話などを当人に伝える。「秘書が―・ぐ」 (3) 売り手と買い手の間にたって商品の売り買いの中継ぎをする。「全国の書店に新刊を―・ぐ」 [可能] とりつげる
- と-つ・ぐ [2] 【嫁ぐ】 (動ガ五 [四] ) (1) よめに行く。縁づく。「娘が―・ぐ」 (2) 男女が交わる。交合する。「蛇,女にまき付きて即ち―・ぐ/今昔 24」 [可能] とつげる
- のり-つ・ぐ [3] 【乗(り)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 別の乗り物に乗りかえて,先へ進む。「バスから電車に―・ぐ」 [可能] のりつげる
- ひき-つ・ぐ [3] 【引(き)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) 前任者の業務などを受け継ぐ。「所長の事務を―・ぐ」 [可能] ひきつげる
- み-つ・ぐ 【見継ぐ】 (動ガ四) (1) ずっと見守る。見届ける。「人々もあまた―・ぎ,言ひ散らさむことと/源氏(常夏)」 (2) 助ける。支援する。「難儀ナトコロヲ―・グ/日葡」
- もうし-つ・ぐ マウシ― [0] 【申(し)次ぐ・申(し)継ぐ】 (動ガ五 [四] ) (1) 後任の人に言い伝える。「前任者から―・がれた事柄」 (2) 「言い継ぐ」の謙譲語。取りついで申し上げる。「頼もし人にも,―・がねば,口惜しうおぼす/源氏(総角)」
- あい-ぐ・す アヒ― 【相具す】 (動サ変) (1) ともに引き連れる。伴う。 (2) 夫婦になる。連れ添う。「宰相殿と申す女房に―・して/平家 4」