あい-の-もの 意味
読み方:
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- アヒ―
【間の物】
(1)三度入り(普通の大きさ)と五度入りの中間の大きさの土器(カワラケ)。四度入り。「―で十杯,三度入で十四杯/狂言・地蔵舞」
(2)能の間狂言にならって,浄瑠璃の段と段の間に演じられた,踊り・操り人形・からくりなどの短い出し物。古浄瑠璃時代に盛行。
- ものぎ-の-あいかた ―アヒカタ 【物着の合方】 歌舞伎の下座音楽の一。時代狂言で,舞台上で着物を着替えたり,鎧(ヨロイ)をつける間をつなぐ合方。
- あい-もの アヒ― 【相物・間物・合物】 塩で処理した魚・干魚の総称。「―とて乾したる魚の入たる俵を取積で/太平記 7」
- もの-あい ―アヒ 【物間】 物と物との間。また,その間の距離。「互ひにそれと見しよりも,―近くなりしかば/狂言・文蔵」
- の-もの [0] 【野物】 建築で,外部から見えない部分に使う部材で,鉋(カンナ)仕上げなどをしてないもの。
- もの-の [0] 【物の】 (連体) 時間や距離を表す数詞に付いて,それが取るに足りないほど少ないことを示す。たかだか。「―五分も歩けば駅に着く」「―一キロも行かないうちに目的地が見えてきた」
- あいのもの 【間の物】 (1)三度入り(普通の大きさ)と五度入りの中間の大きさの土器(カワラケ)。四度入り。 「―で十杯,三度入で十四杯/狂言・地蔵舞」 (2)能の間狂言にならって,浄瑠璃の段と段の間に演じられた,踊り・操り人形・からくりなどの短い出し物。古浄瑠璃時代に盛行。
- あいもの 【相物・間物・合物】 塩で処理した魚・干魚の総称。 「―とて乾したる魚の入たる俵を取積で/太平記 7」
- あいものざ 【相物座】 鎌倉・室町時代の七座の一。塩魚・干魚類を扱う商人の座。
- あいもの-ざ アヒ― 【相物座】 鎌倉・室町時代の七座の一。塩魚・干魚類を扱う商人の座。
- であいもの 【出合ひ者】 「出合ひ女」に同じ。 「寺中の上白・安白・―,仕懸者の名人共を連れられ/浮世草子・禁短気」
- であい-もの ―アヒ― 【出合ひ者】 「出合ひ女」に同じ。「寺中の上白・安白・―,仕懸者の名人共を連れられ/浮世草子・禁短気」
- ものあい 【物間】 物と物との間。また,その間の距離。 「互ひにそれと見しよりも,―近くなりしかば/狂言・文蔵」
- あい-の-かぜ [1] 【あいの風】 春から夏にかけて,日本海沿岸で吹く,北ないし北東の風。あい。あゆのかぜ。
- あい-の-くさび アヒ― [1] 【間の楔・合(い)の楔】 (1) 物と物との間に打ち込んで両方をつなぐくさび。 (2) 間をとりもつもの。物事のつなぎとしてする事柄。「夫(ソレ)じやおれを―に一席伺はせる気なんだな/坊っちゃん(漱石)」
- あい-の-こ アヒ― [0] 【間の子・合(い)の子】 (1) 混血児。ハーフ。 (2) 異種の生物の間に生まれた子。 (3) 二つの物の特徴を併せ持ち,どちらともいえないようなもの。