あかねさし 意味
読み方:
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- 【茜さし】
茜色に美しく映えての意で,「照る」にかかる。
「―照れる月夜に/万葉 2353」
- あかねさす 【茜さす】 (1)茜色に照り映える意から,「日」「昼」「照る」にかかる。 「―日は照らせれど/万葉 169」 (2)紫(古代紫)は赤みを帯びていることから,「紫」にかかる。 「―紫野行き標野(シメノ)行き/万葉 20」 (3)照り映えて美しいの意で,「君」にかかる。 「―君が心し忘れかねつも/万葉 3857」
- あかね-さし 【茜さし】 (枕詞) 茜色に美しく映えての意で,「照る」にかかる。「―照れる月夜に/万葉 2353」
- かねさだ 【兼定】 室町中期,美濃,関の刀工。和泉守。吉右衛門尉と称したとも伝える。関七流徳永派。「定」の字のウ冠の下を「之」と切るところから之定(ノサダ)と呼ばれる。兼元と並ぶ美濃刀工の代表者。
- かねさわ 【金沢】 姓氏の一。
- さねさし 「相模(サガム)」にかかる。語義・かかり方未詳。 「―さがむの小野に燃ゆる火の/古事記(中)」
- かねさわ-ぶんこ カネサハ― 【金沢文庫】 かなざわぶんこ
- あかね 【赤根】 姓氏の一。 ; 【茜】 (1)〔赤根の意〕 アカネ科の多年草。本州以西の山野に自生する。茎はつる性で,逆向きのとげがある。葉は卵形で長い柄をもち,四個輪生する。秋,淡黄または白色の小花を葉腋につける。根は黄赤色で,アリザリンなどの色素を含み,染料とする。また,止血剤・解熱剤とする。 (2){(1)}の根から採った染料。 (3)「茜色」の略。 (4)アカトンボの異名。
- かねさわさねとき 【金沢実時】 ⇒北条(ホウジヨウ)実時
- かねさわぶんこ 【金沢文庫】 ⇒かなざわぶんこ(金沢文庫)
- かねさわ-さねとき カネサハ― 【金沢実時】 北条実時
- あかねいろ 【茜色】 アカネの根で染めた色。わずかに黄みを帯びた沈んだ赤色。暗赤色。 「西空が―に染まる」
- あかねぐも 【茜雲】 朝日や夕日を受けて茜色に照り映える雲。
- あかねずみ 【赤鼠】 日本各地にいる普通の野鼠。体長約10センチメートルで,尾はそれよりもわずかに短い。背面は橙(ダイダイ)色を帯びた赤褐色,腹面は白色。疎林に穴を掘ってすむ。農作物を食害することもある。チネズミ。
- あかねぞめ 【茜染(め)】 アカネで赤く染めること。また,染めた布。
- あかねり 【赤練】 赤色の練絹(ネリギヌ)。 →練絹