あからけし 意味
読み方:
意味携帯版
- 【赤らけし】
赤みを帯びている。
〔用例は「あからけみ」の形しか見られない〕
→赤らけみ
- あからけみ 【赤らけみ】 〔「み」は接尾語〕 赤味をおびているので。 「初土(ハツニ)は膚―/古事記(中)」 →赤らけし
- あからけ-み 【赤らけみ】 (「み」は接尾語) 赤味をおびているので。「初土(ハツニ)は膚―/古事記(中)」 赤らけし
- あきらけし 【明らけし】 (1)あかるく澄んでいる。清らかだ。曇りがない。 「―・き鏡にあへば過ぎにしも今行末の事も見えけり/大鏡(後一条)」 (2)はっきりしている。明白である。 「―・く吾知ることを/万葉 3886」 (3)物事の道理がわかっている。賢明だ。 「かく末の世の―・き君として/源氏(若菜上)」
- あざらけし 【鮮らけし】 肉などが新しく生き生きしている。新鮮である。 「―・き魚の苞苴(オオムエ)をもて菟道宮(ウジノミヤ)に献る/日本書紀(仁徳訓)」
- たいらけし 【平らけし】 穏やかである。無事である。 「―・く安くもあらむを/万葉 897」
- てこらけし 〔「てごらけし」と濁音にもいったか〕 色濃く照り映えている。つややかで美しい。 「そがひにたてるそが菊など―・き色あひは/長明四季物語」
- やすらけし 【安らけし】 安らかである。穏やかである。 「平らけく―・く聞しめせと/祝詞(春日祭)」
- 安らけし やすらけし 安らかである。穏やかである。 「平らけく―・く聞しめせと/祝詞(春日祭)」
- 平らけし たいらけし 穏やかである。無事である。 「―・く安くもあらむを/万葉 897」
- 明らけし あきらけし (1)あかるく澄んでいる。清らかだ。曇りがない。 「―・き鏡にあへば過ぎにしも今行末の事も見えけり/大鏡(後一条)」 (2)はっきりしている。明白である。 「―・く吾知ることを/万葉 3886」 (3)物事の道理がわかっている。賢明だ。 「かく末の世の―・き君として/源氏(若菜上)」
- 詳らけし つばひらけし 〔漢文訓読に用いられた語〕 くわしい。つまびらかである。つまびらけし。 「仍りて山背大兄の語(ミコト)を―・くす/日本書紀(舒明訓)」
- 赤らけし あからけし 赤みを帯びている。 〔用例は「あからけみ」の形しか見られない〕 →赤らけみ
- 鮮らけし あざらけし 肉などが新しく生き生きしている。新鮮である。 「―・き魚の苞苴(オオムエ)をもて菟道宮(ウジノミヤ)に献る/日本書紀(仁徳訓)」
- つばひらけし 【詳らけし】 〔漢文訓読に用いられた語〕 くわしい。つまびらかである。つまびらけし。 「仍りて山背大兄の語(ミコト)を―・くす/日本書紀(舒明訓)」
- あから 【赤ら】 〔「ら」は接尾語〕 (1)他の語の上に付いて複合語をつくる。(ア)赤みを帯びているさまを表す。 「―顔」(イ)つやつやと赤みを帯びて,美しいさまを表す。「―おとめ」 (2)〔飲めば顔が赤くなるところから〕 酒の異名。 「先祖より酒の家に生れ,―飲めと言はれてこのかた/浮世草子・二十不孝 5」