あが 意味
- 【吾が】
〔「あ」は一人称代名詞。「が」は格助詞〕
(1)(「が」は連体格)私の。自分の。わが。
「―胸痛し恋の繁きに/万葉 3767」
(2)(「が」は主格)私が。私は。
「安眠(ヤスイ)も寝ずて―恋ひ渡る/万葉 3633」
→あ
→わが
- あがう 【贖ふ】 〔「あかう」とも〕 (1)金品をもって罪をつぐなう。あがなう。 「臣が女韓媛と葛城の宅(イエ)七区(ナナトコロ)とを奉献(タテマツ)りて,以て罪を―・はむことを/日本書紀(雄略訓)」 (2)買い求める。あがなう。 「人に勧めて―・ひて放てり/霊異記(上訓注)」 (3)神に供え物をして加護を祈る。 「中臣の太祝詞(フトノリトゴト)言ひ祓(ハラ)へ―・ふ命も誰がために汝(ナ
- あがき 【足掻き】 (1)悪い状態から抜け出そうとして,もがくこと。 「最期の―」「悪―」 (2)手足を動かすこと。 「独語(ヒトリゴ)ちつつ,―をゆるめぬ/自然と人生(蘆花)」 (3)馬などが足で地をかくこと。また,馬などが地面をかきつつ進むこと。 「馬の―の早きときは/即興詩人(鴎外)」 (4)(子供などが)いたずらをして騒ぐこと。 「昼の―に草臥(クタビレ)て/浄瑠璃・栬狩」
- あがた 【県】 (1)大化前代,大和政権の直轄領。または国造(クニノミヤツコ)の支配下の地方組織。みあがた。 (2)国司など地方官の勤務地。任国。また,その人。 「あるひと,―のよとせいつとせはてて/土左」 (3)いなか。地方。 「田面なるわら屋の軒のこもすだれこれや―のしるしなるらむ/夫木 30」
- あがみ 【吾が身】 二人称。そなた。おまえ。近世,女性が用いた。 「―と俺としつぽりと抱かれて寝る/歌舞伎・吉祥天女」
- あがむ 【崇む】 ⇒あがめる
- あがり 【上がり】 ※一※ (名) (1)位置・地位・価格などが上がること。単独で用いることは少ない。 ⇔下がり 「物価の―下がり」 (2)収穫。利益。収入。売り上げ。 「―が少ない」 (3)物が出来上がること。 (4)物事が一段落すること。 「今日はこれで―にしよう」 (5)出来栄え。 「色の―がいい」 (6)双六(スゴロク)で,駒が最後の区画に入ること。また,その区画。
- あがる 【上がる・揚がる・挙がる】 (1)人や動物が高い所へ移動する。《上・揚》 ⇔おりる 「屋上に―・る」「演壇に―・って話をする」「階段を―・る」 (2)水中や水上から陸地に移る。 「プールから―・る」「陸(オカ)に―・る」 (3)庭や土間(ドマ)から部屋へ入る。 「玄関先ではなんですから,どうぞお―・り下さい」 (4)屋敷に奉公人として住み込む。 ⇔さがる 「お屋敷に奉公に―
- あが・う アガフ 【贖ふ】 (動ハ四) (「あかう」とも) (1) 金品をもって罪をつぐなう。あがなう。「臣が女韓媛と葛城の宅(イエ)七区(ナナトコロ)とを奉献(タテマツ)りて,以て罪を―・はむことを/日本書紀(雄略訓)」 (2) 買い求める。あがなう。「人に勧めて―・ひて放てり/霊異記(上訓注)」 (3) 神に供え物をして加護を祈る。「中臣の太祝詞(フトノリトゴト)言ひ祓(ハラ)へ―・ふ
- あが・む 【崇む】 (動マ下二) あがめる
- あが・める [3] 【崇める】 (動マ下一) [文] マ下二 あが・む (1) この上ないものとして扱う。尊敬する。敬う。「一生の師と―・める」 (2) 大切にし,寵愛(チヨウアイ)する。「昨日まで高き親の家に―・められかしづかれし人のむすめ/源氏(若菜上)」
- あが・る [0] 【上がる・揚がる・挙がる】 (動ラ五 [四] ) (1) 人や動物が高い所へ移動する。《上・揚》 おりる 「屋上に―・る」「演壇に―・って話をする」「階段を―・る」 屋敷に奉公人として住み込む。 おりる.html">おりる 「屋上に―・る」「演壇に―・って話をする」「階段を―・る」 屋敷に奉公人として住み込む。 「お屋敷に奉公に―・る」 (5) 学校
- あが-ちご 【贖児】 (人にかわって罪をあがなう稚児の意) 陰暦六月と一二月の大祓(オオハラエ)に用いた人形(ヒトガタ)。
- あが-もの 【贖物】 (「あかもの」とも) (1) 祓(ハラエ)の際に,身のけがれや罪を代わりに負わせて川などに流す装身具や調度品。形代(カタシロ)。 (2) 罪のつぐないとして出す財物。
- ∩{∧{◎{盛りあがる 盛りあがる
例文
- 彼は階段を一度に三段ずつかけあがった。
- 夕方ごろになってようやく雨があがった。
- このドレスはいつごろできあがりますか。
- 彼は皆から神のようにあがめられている。
- 父はちょうど風呂からあがったところだ。
- 彼女はドアを閉めて、2階にあがった。
- 彼女はとても思いあがっているようだ。
- 彼女は目に涙を浮かべて立ちあがった。
- 試合の直前にはいつもあがっています。