あきれ-は・てる 意味
読み方:
意味携帯版
- [5]
【呆れ果てる】
(動タ下一)[文]タ下二 あきれは・つ
(1)ひどくあきれる。あきれてあいそをつかす。「―・てて返す言葉もない」
(2)どうしてよいか途方にくれる。「せん方波に駒を控へ,―・てたる有様なり/謡曲・敦盛」
- あきれはてる 【呆れ果てる】 (1)ひどくあきれる。あきれてあいそをつかす。 「―・てて返す言葉もない」 (2)どうしてよいか途方にくれる。 「せん方波に駒を控へ,―・てたる有様なり/謡曲・敦盛」
- あきれ 【呆れ・惘れ】 あきれること。 ――が宙返りをする ひどくあきれる。あきれかえる。 「―して葺屋町川岸へ軽わざを出さあ/洒落本・辰巳婦言」 ――が礼(レイ)に来る 「あきれ」を擬人化した語。全くあきれてしまう。 ――もせぬ あきれはてて言う言葉もない。 「とんだ事だ。さりとは―ぬ/黄表紙・見徳一炊夢」
- は・てる [2] 【果てる】 (動タ下一) [文] タ下二 は・つ (1) 続いていたことが終わる。尽きて,なくなる。「いつ―・てるともなく続く会議」「あらたまの年は―・つれど/万葉 2410」 (2) 命が尽きる。死ぬ。「志半ばにして―・てた」 (3) 他の動詞の連用形に付いて,すっかり…する,限界まで…する,などの意を表す。「疲れ―・てた」「荒れ―・てた故郷の村」「変わり―・てた姿
- あきれがお 【呆れ顔】 あきれた顔つき。 「―で言う」
- あきれる 【呆れる・惘れる】 (1)好ましくないことについて,意外さ・はなはだしさに驚く。 「―・れるほど気が長い」「―・れてものが言えない」 (2)意外なことに出合って,どうしてよいか分からなくなる。 「心地は―・れて我(アレ)か人かにてあれば/蜻蛉(中)」
- あきれ返る 呆れ返る
- あきれ-いた・し 【呆れ甚し】 (形ク) 事の意外さに驚きあきれる。全く途方にくれる。「語りたまひし夢の心地して,―・くおぼゆれど/浜松中納言 4」
- あきれ-かえ・る ―カヘル [4] 【呆れ返る】 (動ラ五 [四] ) すっかりあきれる。あきれはてる。「あまりのだらしなさに―・る」
- あきれ-がお ―ガホ [0] 【呆れ顔】 あきれた顔つき。「―で言う」
- あきれいたし 【呆れ甚し】 事の意外さに驚きあきれる。全く途方にくれる。 「語りたまひし夢の心地して,―・くおぼゆれど/浜松中納言 4」
- あきれかえる 【呆れ返る】 すっかりあきれる。あきれはてる。 「あまりのだらしなさに―・る」
- あきず-は アキヅ― 【蜻蛉羽】 トンボのはね。薄く透き通って美しいもののたとえ。「―の袖振る妹を/万葉 376」
- あい-は・てる アヒ― [1] 【相果てる】 (動タ下一) [文] タ下二 あひは・つ 「果てる」の改まった言い方。死ぬ。終わる。「蜻蛉は自害して―・てましたぞ/桐一葉(逍遥)」
- あれ-は・てる [4] 【荒れ果てる】 (動タ下一) [文] タ下二 あれは・つ すっかり荒れる。「―・てた庭」
- かれ-は・てる [4] 【枯れ果てる】 (動タ下一) [文] タ下二 かれは・つ 草木がすっかり枯れてしまう。「―・てた冬野」