あきれ 意味
- 【呆れ・惘れ】
あきれること。
――が宙返りをする
ひどくあきれる。あきれかえる。
「―して葺屋町川岸へ軽わざを出さあ/洒落本・辰巳婦言」
――が礼(レイ)に来る
「あきれ」を擬人化した語。全くあきれてしまう。
――もせぬ
あきれはてて言う言葉もない。
「とんだ事だ。さりとは―ぬ/黄表紙・見徳一炊夢」
- あきれがお 【呆れ顔】 あきれた顔つき。 「―で言う」
- あきれる 【呆れる・惘れる】 (1)好ましくないことについて,意外さ・はなはだしさに驚く。 「―・れるほど気が長い」「―・れてものが言えない」 (2)意外なことに出合って,どうしてよいか分からなくなる。 「心地は―・れて我(アレ)か人かにてあれば/蜻蛉(中)」
- あきれ返る 呆れ返る
- あきれ-いた・し 【呆れ甚し】 (形ク) 事の意外さに驚きあきれる。全く途方にくれる。「語りたまひし夢の心地して,―・くおぼゆれど/浜松中納言 4」
- あきれ-かえ・る ―カヘル [4] 【呆れ返る】 (動ラ五 [四] ) すっかりあきれる。あきれはてる。「あまりのだらしなさに―・る」
- あきれ-がお ―ガホ [0] 【呆れ顔】 あきれた顔つき。「―で言う」
- あきれ-は・てる [5] 【呆れ果てる】 (動タ下一) [文] タ下二 あきれは・つ (1) ひどくあきれる。あきれてあいそをつかす。「―・てて返す言葉もない」 (2) どうしてよいか途方にくれる。「せん方波に駒を控へ,―・てたる有様なり/謡曲・敦盛」
- あきれいたし 【呆れ甚し】 事の意外さに驚きあきれる。全く途方にくれる。 「語りたまひし夢の心地して,―・くおぼゆれど/浜松中納言 4」
- あきれかえる 【呆れ返る】 すっかりあきれる。あきれはてる。 「あまりのだらしなさに―・る」
- あきれはてる 【呆れ果てる】 (1)ひどくあきれる。あきれてあいそをつかす。 「―・てて返す言葉もない」 (2)どうしてよいか途方にくれる。 「せん方波に駒を控へ,―・てたる有様なり/謡曲・敦盛」
- あきらめきれない 非常に残念
- が聞いてあきれる が聞いて呆れる
- 聞いてあきれる 聞いて呆れる
- あきれて物が言えない 呆れて物が言えない
- きれ 【切れ】 ※一※ ② (名) (1)刃物の切れ具合。切れ味。 「ナイフの―がにぶる」 (2)切り離した部分。切れ端。 「紙―」 (3)水気などの脱け具合。 「油の―がよい」 (4)(「布」「裂」とも書く)布地。生地。 「スカートの―が余った」 (5)(「裂」とも書く)織物の断片。また,絵巻や書物などであったものの一小部分。 「古今集の高野―」「古筆―」 (6)物事の判断
例文
- 彼の不注意にはあきれてしまった。
- 君がそんなにお金を使うとはあきれるばかりだ。
- 彼の無礼な態度にはあきれてものも言えなかった。
- あいつの馬鹿さ加減には、もう、あきれちゃうよ。
- あの女性の男癖の悪さにはあきれて物が言えない。
- 社会保証がきいてあきれるよ。
- あの人にはあきれてしまった。
- あきれてものも言えないよ。
- 結婚が聞いてあきれる!
- 君にはあきれた。