あくどい 意味
- 〔「あく」は灰汁(アク)の意,「どい」は接尾語。あくが強い,の意〕
(1)色などがくどくて,いやな感じだ。どぎつい。
「立て看板の―・い絵」
(2)やり方が度を超していて,たちが悪い。
「―・い手口」「―・い広告」
﹛派生﹜——さ(名)
- くどい 【諄い】 〔「くどくど」と同源〕 (1)同じことを何度も繰り返し言って,わずらわしく感じられる。話がしつこい。 「話が―・くなる」「―・い事を言ふ/狂言・富士松」 (2)食べ物の味付けがしつこい。 「味付けが―・くなくておいしい」 (3)色合いや模様がどぎつい。 「―・い柄」 ﹛派生﹜——さ(名)
- しちくどい 〔「しち」は接頭語。近世以降の語〕 非常にくどい。くどくどとわずらわしい。しつこい。 「いつまでも―・く言うな」 ﹛派生﹜——さ(名)
- ひちくどい 〔近世上方語〕 「くどい」を強めていう語。くどくどしい。 「はて―・い/浄瑠璃・夏祭」
- 回りくどい まわりくどい ⑤ 直接的でなく,遠回しで煩わしい。 「―・い説明をする」 ﹛派生﹜——さ(名)
- ひゃくどいし 【百度石】 社寺の境内で,百度参りの往復の標識として立てられている石。
- まわりくどい 【回りくどい】 直接的でなく,遠回しで煩わしい。 「―・い説明をする」 ﹛派生﹜——さ(名)
- あくどう 【悪道】 (1) ◎ 歩きにくい道。悪路。 (2) ②◎ 〔仏〕 この世での悪事の報いとして,死後におちる苦悩の世界。六道のうちの地獄・餓鬼・畜生の三道。悪趣。 (3) ②◎ 悪いおこない。酒色にふけること。放蕩(ホウトウ)。 「人の小息子そそのかし―に引き入れる/浄瑠璃・生玉心中(上)」 ; 【悪童】 いたずらをする子。いたずらっ子。
- あくどし ⇒あくどい
- あくど・い [3] (形) [文] ク あくど・し (「あく」は灰汁(アク)の意,「どい」は接尾語。あくが強い,の意) (1) 色などがくどくて,いやな感じだ。どぎつい。「立て看板の―・い絵」 (2) やり方が度を超していて,たちが悪い。「―・い手口」「―・い広告」 [派生] ――さ(名)
- あくど・し (形ク) あくどい
- ごあくどう 【五悪道】 ⇒五悪趣(ゴアクシユ)
- ご-あくどう ―アクダウ [3] 【五悪道】 五悪趣
- さん-あくどう ―アクダウ [4] 【三悪道】 (仏) (連声して「さんなくどう」「さんまくどう」とも) 死者が悪業(アクゴウ)のために行く,地獄道・餓鬼道・畜生道の三つの世界。三悪趣。三趣。
- しあくどう 【四悪道】 ⇒四悪趣(シアクシユ)
- し-あくどう ―アクダウ [2] 【四悪道】 四悪趣
例文
- かなりあくどい事をしてきたそうだな。
- 王女があくどい化粧をしていた。
- あくどい事をするな。
- 相当あくどい商売 してたらしいんですよ。
- そいつが相当 あくどいヤツのようで
- そいつが相当 あくどいヤツのようで
- あくどいね 泣き崩れたら$10
- でも裏では 相当あくどいことを していたようです
- 《あくどいことしてますよ》
- 我々は あくどい行動を取らざるを 得ないことがある