あけくれ 意味

• 【明け暮れ】
  （１）朝と晩。朝夕。
  （２）そのことをして毎日を過ごすこと。
  「調査に―する」
  （３）（副詞的に用いて）明けても暮れても。いつも。しじゅう。
  「今に目に付き候て―忘れやらず/金色夜叉（紅葉）」
  
  

• あけくれる    【明け暮れる】 （１）その事をして毎日を過ごす。熱中する。 「読書に―・れる」 （２）夜が明け，日が暮れる。月日が過ぎる。 「心もとなくおぼしつつ―・るるに/源氏（野分）」
• あけくらす    【明け暮らす】 月日を送る。明かし暮らす。 「本意もなきやうなるさまに―・し侍りつつ/源氏（鈴虫）」
• あけ－くれ     [2] [0] 【明け暮れ】 (名)スル (1) 朝と晩。朝夕。 (2) そのことをして毎日を過ごすこと。「調査に―する」 (3) (副詞的に用いて)明けても暮れても。いつも。しじゅう。「今に目に付き候て―忘れやらず／金色夜叉(紅葉)」
• けく    【希求】 〔呉音〕 「ききゅう（希求）」に同じ。 「仰ぎて見れば法性の空晴れねど―の霞さす/栄花（鳥の舞）」 ; 形容詞のク語法の語尾。…であること。シク活用の場合は「しけく」となる。 「いた―」「やす―」「こひし―」 →ク語法
• あけ    【開け】 始まったばかりであること。他の語と複合して用いられる。 「シーズン―」「口―」 ; 【明け】 （１）夜が明けること。明け方。 ⇔暮れ 「―の明星」 （２）他の語と複合して用いられる。（ア）ある期間が終わること。また，終わった直後。 「連休―」「梅雨―」（イ）新しい年，新しい日に替わること。「―四歳の馬」 ; 【朱・緋】 （１）赤い色。緋色(ヒイロ)・朱色・
• けくで    【結句で】 むしろ。かえって。 「―浮世が面白いと笑うて見せて力を付/浄瑠璃・淀鯉（上）」
• けく－で     【結句で】 (副) むしろ。かえって。「―浮世が面白いと笑うて見せて力を付／浄瑠璃・淀鯉(上)」
• さけく    【幸く】 〔上代東国方言〕 「さきく」に同じ。 「諸(モロモロ)は―と申す帰り来(ク)までに/万葉 4372」
• つけく    【付句】 連歌・俳諧の付合で，前句に対して付ける句。
• ぬけく    【抜け句】 言いのがれのための言葉。逃げ口上。言いわけ。抜け口。 「手のよい―を仰せらるる/浮世草子・禁短気」
• ばけく    【化け句】 雑俳の冠付(カムリヅ)けの一手法。暗喩または暗示的な表現を用いた難解な付け方。例えば，浅草海苔で巻き鮨(ズシ)をする意を「金竜山（浅草寺の山号）で菩薩（飯の意）巻」とよむ類。天保（1830-1844）期に大坂で流行。
• 安けく    無事に; 変わり無く; 長閑; 変わりなく; 何事もなく
• くれ    【暗】 〔動詞「暗れる」の連用形から〕 （１）暗いこと。暗い所。 「木(コ)の―になりぬるものをほととぎすなにか来鳴かぬ君に逢へる時/万葉 4053」 （２）心などの暗いこと。悲しみや不安に心が晴れないさま。 「さにつらふ妹を思ふと霞立つ春日も―に恋ひ渡るかも/万葉 1911」 （３）秩序が乱れていること。混乱。 「京中おびただしき―にてぞ有りし/五代帝王物語」 ; 【榑】
• いけくち    【いけ口】 〔「いけ」は接頭語〕 相手の口や物言いをののしっていう語。 「そ奴を帰して―叩かれては此方とらが身の破滅/浄瑠璃・近頃河原達引」
• おしけく    【惜しけく】 〔「惜し」のク語法〕 惜しいこと。 「剣太刀名の―もわれは無し/万葉 616」

• 四六時中 捜査にあけくれた
• 『あけくれ』 ダヴィッド社、1957年。
• 幼少期から喧嘩にあけくれていた。
• 友達の影響で喧嘩にあけくれている毎日を送っている。
• 宇宙怪獣との戦闘にあけくれているノリコの身を案じている。
• 物語の重要なキーワードである鋼鉄剣の技術開発にあけくれる。
• 小学校高学年のときから日夜研究にあけくれるが、何の研究かは不明。
• 四代目の王アンクス・マルキウスの時代も、やはり戦にあけくれた時代だった。
• 高校時代は登山にあけくれてそれほど勉強をしなかったため成績は中位くらいだった。
• アンキセス失脚後、中央軍の指揮を執っているが、もっぱら革命軍の討伐にあけくれている。