あけ 意味
- 【開け】
始まったばかりであること。他の語と複合して用いられる。
「シーズン―」「口―」
- 【明け】
(1)夜が明けること。明け方。
⇔暮れ
「―の明星」
(2)他の語と複合して用いられる。(ア)ある期間が終わること。また,終わった直後。
「連休―」「梅雨―」(イ)新しい年,新しい日に替わること。「―四歳の馬」
- 【朱・緋】
(1)赤い色。緋色(ヒイロ)・朱色・紅色などを含む。
(2)馬の毛色の名。赤毛。
(3)「緋衣(アケゴロモ)」の略。
――に染(ソ)ま・る
血に染まる。血まみれになる。
――を奪う紫
⇒紫(ムラサキ)の朱(アケ)を奪う
- あけい 【阿兄】 〔「阿」は親しみを表す語〕 お兄さん。
- あけち 【明智】 姓氏の一。美濃国守護土岐氏の一族で,美濃国恵那郡明智荘にいたことに始まると伝える。
- あけて 【明けて】 年が明けて。新年になって。 「―二五歳になる」
- あけに 【明荷】 (1)竹あるいはござで作った旅行用のつづら。角や縁(ヘリ)に割り竹をつける。 (2)関取が場所入りのとき,まわしや化粧まわしなどを入れて支度部屋に運び込む入れ物。
- あけの 【明野】 茨城県西部,真壁(マカベ)郡の町。小貝川と桜川にはさまれた地域。
- あけび 【木通・通草】 アケビ科のつる性落葉低木。山地に自生。葉は五枚の小葉から成る。四月ごろ,薄紫色の小花が咲く。果実は楕円形で,秋,熟すと縦に裂ける。果肉は甘く食べられる。葉が三小葉から成るものをミツバアケビという。つるを利用して,椅子(イス)や細工物などを作る。木部は利尿・鎮痛剤とする。﹝季﹞秋。 〔「あけびの花」は ﹝季﹞春〕
- あけみ 【曙覧】 ⇒橘(タチバナ)曙覧
- あける 【明ける・空ける・開ける】 □一□(他動詞) (1)出入り口や容器の口などを閉ざしていた物を動かして,人や物が通り抜けられるようにする。ひらく。《開》 ⇔しめる ⇔とじる 「箱のふたを―・ける」「引出しを―・ける」 (2)錠(ジヨウ)がかけられているのを鍵を使ったりしてはずす。 「玄関のかぎを―・ける」 (3)閉じているものを,左右・上下・四方などにひろげる。《開》 ⇔とじる
- あけ烏 あけがらす 俳諧撰集。一冊。高井几董(キトウ)編。1773年刊。蕪村一派の蕉風復興運動を宣言した書。蕪村七部集の一。
- あけ-がた [0] 【明け方】 夜が明けようとする頃。 暮れ方
- あけ-くれ [2] [0] 【明け暮れ】 (名)スル (1) 朝と晩。朝夕。 (2) そのことをして毎日を過ごすこと。「調査に―する」 (3) (副詞的に用いて)明けても暮れても。いつも。しじゅう。「今に目に付き候て―忘れやらず/金色夜叉(紅葉)」
- あけ-ぐれ 【明け暗れ】 明け方のまだ薄暗い頃。「―の朝霧隠り鳴く鶴の/万葉 509」
- あけ-しめ [2] 【開け閉め】 「あけたて(開閉)」に同じ。「戸の―」
- あけ-すけ [0] 【明け透け】 (名・形動) [文] ナリ 隠すことなく,遠慮をせずにはっきりとあらわす・こと(さま)。露骨。「―にものを言う」「―な態度で語る」
- あけ-たて [2] 【開け閉て】 (名)スル 戸などをあけたり,しめたりすること。あけしめ。「戸を―する」
例文
- 彼女はびんをあけることができなかった。
- すみませんが、窓をあけてくれませんか。
- いい天気だから窓をあけてもいいですか。
- 彼は缶詰をあけているうちに指を切った。
- ドアをあけると、彼女が眠っていました。
- 彼はドアをあけたが、部屋はからだった。
- 彼の煙草の火で彼女の服に穴をあけた。
- 前へ出て、他の人に場所をあけなさい。
- 動いている車のドアを決してあけるな。
- ドアが突然マイクによってあけられました。