あさぶ 意味
- 【浅ぶ】
あなどる。軽んずる。あさむ。
「罰あるべきなど―・びあへる/経信母集」
- あさぶさ 【朝普茶】 朝食前に食べる菓子。また,子供が朝目をさました時に与える菓子。おめざ。
- あさぶろ 【朝風呂】 朝,風呂に入ること。朝湯。 ――丹前(タンゼン)長火鉢(ナガヒバチ) (朝風呂に入り,丹前を着て長火鉢の前にすわるような)気楽な生活。遊び人の生活。
- あさくさぶんこ 【浅草文庫】 (1)寛永年間(1624-1644),紀州侯の藩医板坂卜斎(1578-1655)が浅草の邸内に作った文庫。 (2)江戸初期,佐倉藩主堀田正盛(1608-1651)が浅草に作った文庫。 (3)1874年(明治7),浅草蔵屋敷跡に開設された官立の文庫。文部省の東京書籍館の蔵書が移されたもの。84年太政官文庫に,現在は内閣文庫に移管されている。
- さぶ 【寂ぶ・荒ぶ・錆ぶ】 ⇒さびる(寂・荒) ⇒さびる(錆) ; 【左武】 武を尊ぶこと。 「右文(ユウブン)―」 ; 【左舞】 ⇒さまい(左舞) ; ⇒さびる(接尾)
- あさ 【朝】 夜が明けてからしばらくの間。または,正午までの間。 「―が来る」「―早く起きる」 ; 【麻】 (1)クワ科の一年草。中央アジア原産。渡来は古く,古代から重要な繊維植物として栽培されてきた。茎は直立し,1~3メートルになる。葉は三~九枚の小葉からなる掌状複葉で,各小葉は披針形で縁に鋸歯(キヨシ)がある。雌雄異株。初夏,淡緑黄色の雄穂,緑色の雌穂をつける。雌株からは麻薬がとれる
- あさ-あさ 【浅浅】 ■一■ (副) (1) 浅いさま。うっすらとしたさま。「―と萌初(モエソ)めた麦畠は/破戒(藤村)」 (2) 軽く考えるさま。「父の詠をだにも―と思ひたりし上は/後鳥羽院御口伝」 ■二■ (名) (女房詞) 浅漬けの漬物。「なかはしより―まゐる/御湯殿上(天正一四)」
- さぶい 【寒い】 〔「さむい」の転〕 「さむい(寒)」に同じ。 「今朝はめつぽふ―・いなあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- さぶし 【淋し】 心が満たされず,楽しくない。さびしい。 「山のはにあぢ群(ムラ)さわき行くなれど我は―・しゑ君にしあらねば/万葉 486」 〔本来,あるべきものが欠けていて,気持ちが満たされない意を表す語。中古以降「さびし」の形で用いられる〕
- さぶつ 【作仏】 仏となること。悟りを開くこと。成仏。
- さぶん 【差分】 (1)変数の一連の値に対応する関数がとる,それぞれの値の間にある差。 (2)数列で,隣り合う二項の間の差。また,それから作られる数列。階差。 (3)和算で,物を配分するときに等分せず差をつけて配分するような問題。
- さぶ・い [2] 【寒い】 (形) (「さむい」の転) 「さむい(寒)」に同じ。「今朝はめつぽふ―・いなあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- さぶ・し 【淋し】 (形シク) 心が満たされず,楽しくない。さびしい。「山のはにあぢ群(ムラ)さわき行くなれど我は―・しゑ君にしあらねば/万葉 486」 (本来,あるべきものが欠けていて,気持ちが満たされない意を表す語。中古以降「さびし」の形で用いられる)
- さぶ-ろう ―ラウ [3] 【三郎】 (1) 三番目に生まれた男子。三男。 (2) 同類の中で三番目のものを擬人化していう。「土用―」
- すさぶ 【荒ぶ】 ※一※ (動バ五[四]) (1)気持ちや生活が荒れる。すさむ。 (2)芸や技が荒れる。 「芸が―・ぶ」 (3)(ある方向に)いよいよすすむ。はなはだしくなる。 「窓近き竹の葉―・ぶ風の音にいとど短きうたたねの夢/新古今(夏)」 (4)勢いなどが衰える。 「吹きだに―・べ庭の松風/新古今(恋四)」 (5)心がおもむくままに物事をする。気晴らしをする。もてあそぶ。 「
- 山さぶ やまさぶ 〔「さぶ」は接尾語〕 いかにも山らしい様子である。 「瑞山(ミズヤマ)と―・びいます/万葉 52」
例文
- 麻生(あさぶ/Asabu)は北海道札幌市北区にある地名。
- 地元の人はあざぶと読むが、正式な駅名および地名はあさぶである。
- 朝吹 まり(あさぶき まり、1985年4月26日 - )は、日本の漫画家。
- 麻吹 亜美(あさぶき あみ、1984年9月19日 - )は、日本のAV女優。
- 朝吹 亮二(あさぶき りょうじ、1952年4月30日 -)は、日本のフランス文学者。
- 札幌市麻生球場(さっぽろしあさぶきゅうじょう)は、北海道札幌市北区麻生町にある野球場。
- 正式な読みは「あさぶ」であるが、東京の「麻布」につられてか、しばしば「あざぶ」と呼称される。
- 麻生駅(あさぶえき)は、北海道札幌市北区北40条西5丁目にある札幌市営地下鉄南北線の駅である。
- 朝吹 常吉(あさぶき つねきち、1877年5月28日 - 1955年3月10日)は、日本の実業家。
- 朝吹 三吉(あさぶき さんきち、1914年2月7日 - 2001年2月3日)は、日本のフランス文学者。