あさ-だ・つ 意味
読み方:
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- 【朝立つ】
(動タ四)
早朝,旅に出る。「鳥じもの―・ちいまして/万葉 210」
- あさ-だ [0] 【浅田】 泥深くない田。泥の浅い田。 深田
- あら-だ・つ [3] 【荒立つ】 ■一■ (動タ五 [四] ) (1) (人の心や波風などが)荒くなる。荒々しくなる。「―・ちたる詞(コトバ)の中に/谷間の姫百合(謙澄)」「波が―・つ」 (2) 事態が混乱する。物事がもつれる。「事が―・つ」 (3) 荒々しく振る舞う。暴れる。「鬼神も―・つまじきけはひなれば/源氏(帚木)」 ■二■ (動タ下二) あらだてる
- あわ-だ・つ [3] 【泡立つ】 ■一■ (動タ五 [四] ) 泡ができる。「石鹸(セツケン)が―・つ」「水が―・っている所」 ■二■ (動タ下二) あわだてる
- いなか-だ・つ ヰナカ― 【田舎立つ】 (動タ四) 田舎風である。「―・ちたる所に住む者どもなど/枕草子 25」
- いよ-だ・つ 【弥立つ】 (動タ四) 恐怖や寒さのため身の毛が立つ。よだつ。「羅刹国に来たるかと身の毛―・つばかりなり/浄瑠璃・嫗山姥」
- いら-だ・つ [3] 【苛立つ】 ■一■ (動タ五 [四] ) 思いどおりにならなくて落ち着かない。いらいらする。「時刻がせまってきて―・つ」「神経が―・つ」 ■二■ (動タ下二) いらだてる
- いろ-だ・つ 【色立つ】 (動タ四) 怒りなどで顔色が変わる。「何やつが首取りし,子細聞かんと―・ち給へば/浄瑠璃・花飾」
- えん-だ・つ 【艶立つ】 (動タ四) あでやかに振る舞う。「―・ち気色ばまむ人は消えも入りぬべき/源氏(夕顔)」
- おじけ-だ・つ オヂケ― [4] 【怖気立つ】 (動タ五 [四] ) 恐ろしくなってくる。恐怖心が生ずる。「相手のけんまくに―・つ」
- おぞけ-だ・つ [4] 【怖気立つ】 (動タ五 [四] ) 恐ろしさやいとわしさでぞっとする。「生際(ハエギワ)の抜上り方が,―・つほど厭はしく/ふらんす物語(荷風)」
- おとな-だ・つ 【大人立つ】 (動タ四) いかにも年長者らしくみえる。「受領など―・ちぬるも/枕草子 58」
- おもて-だ・つ [4] 【表立つ】 ■一■ (動タ五 [四] ) (1) 事柄が表面化して世間に知られる。表ざたになる。「―・った動きは見られない」 (2) 正式なことになる。改まった形をとる。「こういう事は―・ってすると角(カド)がたつ」 (3) 表ざたにする。裁判ざたになる。 ■二■ (動タ下二) おもてだてる
- おも-だ・つ [3] 【主立つ・重立つ】 (動タ五 [四] ) 構成メンバーの中で中心となる。多く「おもだった」の形で連体詞的に用いる。「会の中の―・ったメンバー」
- おや-だ・つ 【親立つ】 (動タ四) 親らしくある。「心もゆかぬと―・つ人のいひたるに/和泉式部集」
- かしら-だ・つ [4] 【頭立つ】 (動タ五 [四] ) ある集団の上位に位置する。「協会の―・った人たち」