あじろぐるま 意味
- 【網代車】
牛車(ギツシヤ)の一。竹または檜(ヒノキ)の薄板の網代{(2)}で屋形をおおい,物見(窓)を設けたもの。摂政・関白・大臣・納言(ナゴン)・大将などは略式用として,四・五位,中・少将,侍従などは常用とした。
- あじろ-ぐるま [4] 【網代車】 牛車(ギツシヤ)の一。竹または檜(ヒノキ)の薄板の網代{ (2) }で屋形をおおい,物見(窓)を設けたもの。摂政・関白・大臣・納言(ナゴン)・大将などは略式用として,四・五位,中・少将,侍従などは常用とした。
- あじろぐみ 【網代組(み)】 「網代編(アジロア)み」に同じ。
- あじろ-びさし-の-くるま [4] 【網代庇の車】 網代車の一。屋根は唐破風(カラハフ)造りで,庇があるもの。上皇・親王・摂政・関白・大臣・大将などが乗用。ひさしぐるま。
- あじろびさしのくるま 【網代庇の車】 網代車の一。屋根は唐破風(カラハフ)造りで,庇があるもの。上皇・親王・摂政・関白・大臣・大将などが乗用。ひさしぐるま。
- あじろ 【足代】 姓氏の一。 ; 【網代】 〔網の代わり,の意〕 (1)冬,竹または木を組み並べて網を引く形に川の瀬に仕掛け,端に簀(ス)を取りつけて魚をとる設備。﹝季﹞冬。 (2)檜(ヒノキ)のへぎ板・竹・葦(アシ)などを,斜めまたは縦横に組んだもの。垣・天井などに用いる。 (3)網漁業の漁場。 (4)「網代車」の略。 「―ははしらせたる/枕草子 32」
- たじろぐ 〔室町時代まで「たぢろく」〕 (1)圧倒されて,ひるむ。しりごみする。 「相手のけんまくに―・ぐ」 (2)劣る。 「文の道は少し―・くとも/宇津保(俊蔭)」 (3)動揺する。傾く。 「足ガ―・ク/日葡」
- ねじろぐさ 【根白草】 セリの異名。[蔵玉集]
- まじろぐ 【瞬ぐ】 〔古くは「まじろく」と清音。「ま」は目,「しろぐ」はこまかく動く意〕 まばたきをする。まばたく。 「その落着いた―・がぬ眼差(メザシ)や/夢かたり(四迷)」「ハダエタユマズ目―・カズ/ヘボン」
- みじろぐ 【身じろぐ】 〔古くは「みじろく」とも〕 体を少し動かす。身うごきする。 「いささかも―・がない」「ひとへにも臥さじと―・くを/枕草子 125」
- 身じろぐ みじろぐ ③ 〔古くは「みじろく」とも〕 体を少し動かす。身うごきする。 「いささかも―・がない」「ひとへにも臥さじと―・くを/枕草子 125」
- あじろあみ 【網代編み】 網代{(2)}を編むこと。網代に編んだもの。また,それを編む人。網代組み。
- あじろいも いもがい
- あじろかご 【網代駕籠】 駕籠の外面に網代{(2)}を張ったもの。
- あじろがき 【網代垣】 細竹・割り竹を網代に組んで作った垣根。
例文
- 網代車(あじろぐるま):半蔀車の網代を白く塗って地味にしたような車。