あずさ-みこ 意味
読み方:
意味携帯版
- アヅサ― [4]
【梓巫女】
梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
- あずさみこ 【梓巫女】 梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
- あずさ 【梓】 (1)ヨグソミネバリの別名。材はかたくて弾力があるので,古くはこの木で弓を作った。 (2)キササゲの別名。 (3)〔中国で古く梓の材を用いたので〕 版木(ハンギ)。 →上梓(ジヨウシ) (4)「梓弓(アズサユミ)」の略。 「根張り―をおほ御手に取らしたまひて/万葉 3324」 (5)「梓巫女(アズサミコ)」の略。 「かくれなき―の上手の候ふを請じ/謡曲・葵上」 ――
- あずさがわ 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
- あずさゆみ 【梓弓】 ※一※ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ※二※ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。 「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
- あずさ-がわ アヅサガハ 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
- あずさ-ゆみ アヅサ― [3] 【梓弓】 ■一■ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ■二■ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
- ずさ 【従者】 「じゅしゃ」の直音表記。 「ありがたきもの…主そしらぬ―/枕草子 75」
- あず 【坍・崩岸】 くずれた岸。がけ。 「―の上に駒を繋ぎて/万葉 3539」
- みこ 【御子・皇子・皇女・親王】 (1)天皇の子供を敬っていう語。皇子・皇女。 (2)(父である神に対して)キリストを敬っていう語。 「神の―」「救いの―」 (3)親王。親王宣下を受けた天皇の皇子。 「仁和のみかど,―におましましける時に/古今(春上)」 (4)他人を敬ってその子をいう語。 「主を殺さぬ事,―の君ぞしらせ給へる/読本・春雨(捨石丸)」 ; 【巫女・神子】 (1)
- かずさ 【上総】 旧国名の一。千葉県中央部を占める。
- ずさん 【杜撰】 〔古くは「ずざん」とも。宋の杜黙(トモク)の詩が多く律に合わなかったという故事による〕 (1)著作物で,典拠が正確でないこと。誤りが多い著作。 (2)手をぬいたところが多く,いいかげんなさま。 「―な工事」「―な計画」 ﹛派生﹜——さ(名)
- たま-ずさ ―ヅサ [2] 【玉梓・玉章】 (「たまあずさ」の転。古代,使者が手紙を梓(アズサ)の木に結びつけて持参したことから) (1) 手紙・便りの美称。 (2) 料理で,材料を結び文のように結んだもの。 (3) (形が結び文に似るところから) カラスウリの種子。 (4) 使い。使者。「何時しかと待つらむ妹に―の言だに告げず去にし君かも/万葉 445」
- あずき 【小豆】 マメ科の一年草。古く中国から渡来し,種子を食用とするため各地で栽培される。高さ約50センチメートル。葉は三小葉からなる複葉。夏,葉腋(ヨウエキ)に黄色の蝶形花(チヨウケイカ)を開き,花後,8センチメートル内外の円筒形の豆果を結ぶ。種子は一〇個前後で,暗赤色のものが多い。ダイナゴン・キントキアズキ・ウズラアズキ・シロアズキ・リョクズなど品種が多い。種子は甘納豆・あん・菓子・赤飯などに