あずまじし 意味
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意味
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- 【吾妻獅子】
地歌の曲名。手事物。天明・寛政年間(1781-1801)峰崎勾当(コウトウ)作曲。業平東下りを歌い出しに,男女の恋を獅子舞に仮託した内容。
- あずまじ 【東路】 (1)京都から東国に向かう街道。東海道・東山道をいう。 (2)東国地方。東国。 「―の手児の呼坂越えがねて/万葉 3442」
- あずま-じし アヅマ― 【吾妻獅子】 地歌の曲名。手事物。天明・寛政年間(1781-1801)峰崎勾当(コウトウ)作曲。業平東下りを歌い出しに,男女の恋を獅子舞に仮託した内容。
- あずまじょうるり 【吾妻浄瑠璃】 ⇒江戸浄瑠璃(エドジヨウルリ)
- あずま 【吾妻・吾嬬】 私の妻。わが妻。 「―はやと詔りたまひき/古事記(中)」 ; 【東・吾妻・吾嬬】 (1)都の東方にある諸国,また地方。東国。古くは,逢坂(オウサカ)の関より東の諸国の総称。奈良時代には信濃・遠江(トオトウミ)より東の諸国をいい,のちには箱根より東,特に関東地方をさしていった。 (2)中世に,京都からみて,鎌倉または鎌倉幕府をさしていった語。 「峰殿の御しうと,―
- あずまうた 【東歌】 万葉集(巻一四)や古今集(巻二〇)などに載っている,東国地方でよまれた和歌。万葉集のものは,東国方言を多く含む。
- あずまうど 【東人】 「あずまびと」の転。[色葉字類抄]
- あずまえ 【東絵】 「吾妻錦絵」に同じ。
- あずまおり 【東折り】 「東絡(アズマカラ)げ」に同じ。 「布の小袖に―し/平家 8」
- あずまぎく 【東菊・吾妻菊】 (1)キク科の多年草。本州中部以北に自生。高さ30センチメートル,葉はへら状で茎の下部に密につく。全体に短毛がある。四,五月頃茎頂に径3センチメートルほどの頭花を一輪つける。周囲の舌状花は淡紫色,中央の管状花は黄色。﹝季﹞春。 (2)ミヤコワスレの別名。
- あずまぎぬ 【東絹】 東国で産した絹織物。 「あららかなる―どもを/源氏(東屋)」
- あずまげた 【東下駄】 畳表をつけた婦人用のげた。浅い爪皮(ツマカワ)をつけて雨の時にも用いる。
- あずまごと 【東琴】 「和琴(ワゴン)」に同じ。 「嫗は昔―をこそは,こともなく弾き侍りしかど/源氏(手習)」
- あずまっこ 【東っ子】 江戸っ子。職人などが誇りをこめて使う語。 「これんばかしもいざあ云つた事のねえ―だ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- あずまばし 【吾妻橋】 隅田川にかかる橋。東京都台東区浅草と墨田区吾妻橋地区を結ぶ。最初の橋は1774年に架橋され,大川橋とも呼ばれた。
- あずまびと 【東人】 東国の人。また,いなか者。あずまうど。 「―の荷前(ノサキ)の箱の荷の緒にも/万葉 100」