あた-ふた 意味
読み方:
意味
携帯版
- [1]
■一■ (副)スル
あわてふためくさま。「―(と)駆けつける」「―するばかり」
■二■ (形動)
数量が非常に多いさま。むやみ。「十両の,二十両のと,―な事云はんしても/人情本・恩愛二葉草」
- あたふた ※一※ (副) あわてふためくさま。 「―(と)駆けつける」「―するばかり」 ※二※ (形動) 数量が非常に多いさま。むやみ。 「十両の,二十両のと,―な事云はんしても/人情本・恩愛二葉草」
- あたふたと 急いで; あわてて; あたふた; あわただしく; あわてふためいて
- あたふたする そわそわする; あわてる
- ふた 【二】 に。ふたつ。名詞または動詞の上に付けて複合語を作る。 「―親」「―心」「淡路島いや―並び/日本書紀(応神)」 ; 【蓋】 (1)箱・容器などの口をおおってふさぐもの。 (2)サザエ・タニシなどの口をおおう平らな板状のもの。 (3)かさぶた。 「是は天狗殿の灸(ヤイト)の―ぢや/咄本・露が咄」 (4)スッポンの異名。 ――が明・く 物事がはじまる。 「芝居の―・
- あた 【咫・尺】 上代の長さの単位。親指と中指とを広げた長さ。 「八咫(ヤアタ)」「七咫」などの形で助数詞的に用いる。「其の鼻の長さ七―/日本書紀(神代下訓)」 ; 名詞・形容詞などに付いて不快の念をこめながら,程度のはなはだしいことを強調する意を表す。 「―ぎたない」「―子細らしい威立(オドシダテ)/浄瑠璃・大経師(中)」 〔「あた聞きともない」などのように副詞的にも用いる〕
- ふた-ふた (副) (1) 物が忙しく動いてたてる音を表す語。ばたばた。ぱたぱた。「扇―とつかひ/枕草子 63」 (2) 物の強く当たる音を表す語。「出づるしや背を押重ねて―と射持行くに/今昔 29」 (3) ばたばたと暴れるさま。「三尺ばかりなる鯰の,―として庭にはひ出たり/宇治拾遺 13」 (4) ふらふらしているさま。足もとの怪しいさま。「年は老たる者の,…―としければ/今昔 26」
- あた-あた 【熱熱】 (感) (「あつあつ」の転) 熱い熱い。「ただのたまふ事とては―とばかりなり/平家 6」
- ふたふた (1)物が忙しく動いてたてる音を表す語。ばたばた。ぱたぱた。 「扇―とつかひ/枕草子 63」 (2)物の強く当たる音を表す語。 「出づるしや背を押重ねて―と射持行くに/今昔 29」 (3)ばたばたと暴れるさま。 「三尺ばかりなる鯰の,―として庭にはひ出たり/宇治拾遺 13」 (4)ふらふらしているさま。足もとの怪しいさま。 「年は老たる者の,…―としければ/今昔 26」
- あたあた 【熱熱】 〔「あつあつ」の転〕 熱い熱い。 「ただのたまふ事とては―とばかりなり/平家 6」
- あたり-あたり 【辺り辺り】 (1) あちらこちら。そこここ。「月…いとはなやかにさし入りたれば,―見ゆるに/源氏(蓬生)」 (2) あれこれの人を婉曲(エンキヨク)にさす語。あの方この方。「おのづから心にくき―を/狭衣 1」
- ふたい 【不退】 (1)〔仏〕 修行の過程で,それまでの成果を失ったり,退歩することのなくなった段階。特に菩薩の階位で,声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)以下に退歩することのなくなった段階。不退転。必定。 (2)常に努力を怠らないこと。熱心に励むこと。不退転。 「行業―して,一鉢の空しき事を愁へず/太平記 12」 ; 【付帯・附帯】 主な物事に伴って生ずること。付随。 「―事項」「こ
- ふたえ 【二重】 (1)二つ重なっていること。また,そうなっているもの。にじゅう。 「紐を―にかける」 (2)腰が曲がっていること。 「いといたう老いて―にてゐたり/大和 156」
- ふたく 【付託・附託】 他にたのみ,まかせること。特に議会で,本会議の議決に先立ち,議案などの審査を,他の機関にゆだねること。 「委員会に―する」 ; 【負託】 他人に引き受けさせてまかせること。 「国民の―にこたえる」
- ふたぐ 【塞ぐ】 ※一※ (動ガ四) (1)「ふさぐ{※一※}」に同じ。 「御衣して,耳を―・ぎ給ひつ/源氏(玉鬘)」 (2)韻塞(インフタ)ぎをする。 「―・ぎもてゆくままに/源氏(賢木)」 ※二※ (動ガ下二) (1)「ふさぐ{※二※}」に同じ。 「寝殿は―・げ給はず/源氏(松風)」 (2)方塞(カタフタ)がりになってしまうようになる。 「方―・げて,ひき違へほかざまへ/源氏(
- ふたこ 【双子・二子】 「双子糸(フタコイト)」に同じ。