あだたら-まゆみ 意味
読み方:
意味携帯版
- 【安達太郎檀弓・安太多良真弓】
古代,陸奥(ムツ)国安達郡(今の福島県二本松市付近)あだたらの地で産した弓。安達(アダチ)の真弓。「陸奥(ミチノク)の―はじき置きて/万葉 3437」
- あだたらまゆみ 【安達太郎檀弓・安太多良真弓】 古代,陸奥(ムツ)国安達郡(今の福島県二本松市付近)あだたらの地で産した弓。安達(アダチ)の真弓。 「陸奥(ミチノク)の―はじき置きて/万葉 3437」
- あだたら-やま 【安達太良山】 福島県北部にある火山。1900年(明治33)に大噴火した。海抜1700メートル。山麓に多くの温泉がある。乳首(チクビ)山。
- あだち-の-まゆみ 【安達の真弓】 「安達太郎檀弓(アダタラマユミ)」に同じ。「みちのくの―わがひかば/古今(大歌所)」
- あだたらやま 【安達太良山】 福島県北部にある火山。1900年(明治33)に大噴火した。海抜1700メートル。山麓に多くの温泉がある。乳首(チクビ)山。
- あだちのまゆみ 【安達の真弓】 「安達太郎檀弓(アダタラマユミ)」に同じ。 「みちのくの―わがひかば/古今(大歌所)」
- まゆみ 【真弓】 弓の美称。 「みこも刈る信濃の―我が引かばうま人さびて否(イナ)と言はむかも/万葉 96」 ; 【騎射】 「うまゆみ(馬弓)」に同じ。 「射手人のあやめのかづらながきねにけふの―を引きやそへまし/年中行事歌合」 ; 【檀・真弓】 (1)ニシキギ科の落葉小高木。山野に生え,庭木ともする。葉は対生。雌雄異株。初夏,淡緑色の花が集散花序につく。果実は秋に熟し,裂開して
- うまゆみ 【馬弓・騎射】 馬に乗って弓を射ること。多くは,宮中で端午の節会(セチエ)に武徳殿の前で行われたものをいう。流鏑馬(ヤブサメ)の源流。 →徒弓(カチユミ)
- しらまゆみ 【白真弓・白檀弓】 ※一※ (名) (1)漆を塗ってない白木のまゆみの木で作った弓。 「―靫(ユキ)取り負ひて/万葉 1809」 (2)「白巻弓(シラマキユミ)」に同じ。 ※二※ (枕詞) 「はる」「ひく」「いる」「ひ」「い」などにかかる。 「―斐太の細江の/万葉 3092」「―石辺の山の/万葉 2444」
- しら-まゆみ 【白真弓・白檀弓】 ■一■ (名) (1) 漆を塗ってない白木のまゆみの木で作った弓。「―靫(ユキ)取り負ひて/万葉 1809」 (2) 「白巻弓(シラマキユミ)」に同じ。 ■二■ (枕詞) 「はる」「ひく」「いる」「ひ」「い」などにかかる。「―斐太の細江の/万葉 3092」「―石辺の山の/万葉 2444」
- そりまゆみ 【反り檀弓】 檀(マユミ)で作ったそりの高い強弓。 「徒にまた手もふれぬ―/新撰六帖 5」
- そり-まゆみ 【反り檀弓】 檀(マユミ)で作ったそりの高い強弓。「徒にまた手もふれぬ―/新撰六帖 5」
- はまゆみ 【破魔弓・浜弓】 (1)破魔{(2)}を射るための弓。形式化して正月の縁起物となり,江戸時代には細長い板に弓矢を飾りつけ,その下に戦(イクサ)人形などの押し絵をはって男児への贈り物とした。﹝季﹞新年。 (2)棟上げ式のとき,破魔矢{(2)}とともに屋上に立てる二張の弓形の飾り。破魔。
- そつひこ-まゆみ 【襲津彦真弓】 (襲津彦は武内宿禰の子で,応神天皇の時の勇将) 襲津彦が使ったような強い弓。また,その素材のマユミ。「葛城の―荒木にも頼めや君がわが名告りけむ/万葉 2639」
- そつひこまゆみ 【襲津彦真弓】 〔襲津彦は武内宿禰の子で,応神天皇の時の勇将〕 襲津彦が使ったような強い弓。また,その素材のマユミ。 「葛城の―荒木にも頼めや君がわが名告りけむ/万葉 2639」
- あだ 【徒】 (1)実を結ばないさま。かいのないさま。むだ。 「せっかくの好意を―にしてはいけない」「親切のつもりが―となる」 (2)誠実さに欠け,うわついているさま。 「是(コレ)素(モト)より―なる恋にはあらで/金色夜叉(紅葉)」 (3)はかなくもろいさま。 「花よりも人こそ―になりにけれ/古今(哀傷)」 (4)扱いがおろそかなさま。粗略。 「たしかに御枕上に参らすべき祝ひの物に