あつら・える 意味
読み方:
意味携帯版
- アツラヘル [4][3]
【誂える】
(動ア下一)[文]ハ下二 あつら・ふ
(1)注文して作らせる。「礼服を―・える」「焼鍋を一枚―・へてくんな/安愚楽鍋(魯文)」
(2)人に頼んで,自分の思うとおりのことをしてもらう。依頼する。「―・へたるやうにかしこの人の集まりたるは/落窪 3」
(中世後期から近世,ヤ行下二段にも活用した。「刀ヲ―・ユル/日葡」)
- あつらえる 【誂える】 (1)注文して作らせる。 「礼服を―・える」「焼鍋を一枚―・へてくんな/安愚楽鍋(魯文)」 (2)人に頼んで,自分の思うとおりのことをしてもらう。依頼する。 「―・へたるやうにかしこの人の集まりたるは/落窪 3」 〔中世後期から近世,ヤ行下二段にも活用した。「刀ヲ―・ユル/日葡」〕
- あつらう 【誂ふ】 ⇒あつらえる
- あつらえ 【誂え】 (1)注文して作らせること。また,注文して作る品。オーダー-メード。 ⇔出来合い 「―の服」「特別―」 (2)歌舞伎で,作者や役者が特に注文して,その場面のために新しく鳴り物・道具などを作らせること。 「―の合方(アイカタ)」 (3)人に頼んでしてもらうこと。 「姫君の御―にことづけて/源氏(蛍)」
- あつらえた 発注した
- あつらえ-むき アツラヘ― [0] 【誂え向き】 (名・形動) 要求・条件などにぴったり合っていること。おあつらえむき。「初学者に―の参考書」「美術の為めに此の自然が―に出来上つて居るとしか思はれない/ふらんす物語(荷風)」
- あつらえ-もの アツラヘ― [0] 【誂え物】 注文して作らせた品物。
- あつらか 【厚らか】 厚くふっくらしているさま。 「白き色紙のいと―なる一重(ヒトカサ)ねに/宇津保(国譲上)」
- あつら・う アツラフ 【誂ふ】 (動ハ下二) あつらえる
- おあつらえ 【御誂え】 「あつらえ{(1)}」を丁寧にいう語。 「―の品」
- お-あつらえ ―アツラヘ [0] 【御誂え】 「あつらえ{ (1) }」を丁寧にいう語。「―の品」
- べつ-あつらえ ―アツラヘ [3] 【別誂え】 (名)スル 規格にない特別のものを注文すること。また,そのもの。「―の品」
- しつらえる 【設える】 (1)ある目的のための設備をある場所に設ける。 「広間に―・えられた祭壇」 (2)部屋の内装や設備などを飾りつける。 「王朝風に―・えられた客間」 〔古くは四段に活用し,近代以降下一段に転じた〕
- しつら・える シツラヘル [4] 【設える】 (動ア下一) [文] ハ下二 しつら・ふ (1) ある目的のための設備をある場所に設ける。「広間に―・えられた祭壇」 (2) 部屋の内装や設備などを飾りつける。「王朝風に―・えられた客間」 (古くは四段に活用し,近代以降下一段に転じた)
- つらまえる 【捉まえる】 つかまえる。とらえる。 「そんなにえらい人を―・へて,まだ坊つちやんと呼ぶのは/坊っちゃん(漱石)」
- つらま・える ツラマヘル [4] [3] 【捉まえる】 (動ア下一) つかまえる。とらえる。「そんなにえらい人を―・へて,まだ坊つちやんと呼ぶのは/坊っちゃん(漱石)」