あてつけ-がまし・い 意味
読み方:
意味
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- [7]
【当て付けがましい】
(形)[文]シク あてつけがま・し
いかにもあてつけるような態度である。「―・いことを言う」
- あてつけがましい 【当て付けがましい】 いかにもあてつけるような態度である。 「―・いことを言う」
- あてつけがましく つらあてに
- つらあて-がまし・い [7] 【面当てがましい】 (形) [文] シク つらあてがま・し いかにもあてこするような態度である。「―・く反対の意見を言う」
- おしつけ-がまし・い [7] 【押(し)付けがましい】 (形) [文] シク おしつけがま・し 相手の意向を無視して,無理じいする感じがある。「―・い態度」 [派生] ――さ(名)
- あてつけ 【当て付け】 あてつけること。あてこすり。 「あれは私に対する―だ」
- あてつける 【当て付ける】 (1)ほかの事にかこつけて,またそれとわかるように,相手の気にさわるようなことを言ったりしたりする。 「私に―・けてわざと反対意見を述べた」 (2)男女の仲のよいことなどを見せつける。 「あの二人にはすっかり―・けられた」 (3)割り当てる。あてがう。 「一処も本主に―・けず,殊更天王寺の常灯料所の庄を押へて知行せしかば/太平記 26」
- おこ-がまし・い ヲコ― [5] 【痴がましい・烏滸がましい】 (形) [文] シク をこがま・し ( (2) が原義) (1) 分不相応である。さしでがましい。出過ぎたことだ。「自分のことは棚にあげて,そんなことを言うとは―・い」「―・くも口出しする」 (2) いかにもばかげている。全くばかばかしい。「おりたちて乱るる人は,むべ,―・しきことも多からむ/源氏(紅葉賀)」 [派生] ――げ(
- おん-がまし・い [5] 【恩がましい】 (形) [文] シク おんがま・し 恩着せがましい。「―・い挙動(フルマイ)をなし/いさなとり(露伴)」
- かし-がまし・い [5] 【囂しい】 (形) [文] シク かしがま・し (中世までは「かしかまし」と清音) (1) (音や声が)大きくてやかましい。かしましい。「―・い鳴き声」 (2) 細かいことまでとやかく言う。口うるさい。「物いへば,ひがみたりと―・しういへば,聞きにくし/落窪 4」 [派生] ――さ(名)
- がまし・い (接尾) (形容詞型活用( [文] シク がま・し)) 名詞・副詞や動詞の連用形などに付いて,そのようなようすである,その状態に似ている意を表す。いかにも…のようすだ。…らしい。「未練―・い」「押しつけ―・い」「差し出―・い」
- そう-がまし・い サウ― 【騒がましい】 (形) [文] シク さうがま・し (近世語) そうぞうしい。さわがしい。やかましい。「とんころりといふ疫病ぢやが,それでむしやうに世間が―・しい/歌舞伎・傾城天羽衣」
- はれ-がまし・い [5] 【晴れがましい】 (形) [文] シク はれがま・し (1) 表立っていて,はなやかである。いかにも晴れの場らしい。「―・い席につらなる」 (2) 表立っていて,なんだかおもはゆい。「表彰されるなんて―・い」 (3) はなやかである。「鎌倉は諸国の付き合ひ―・しく,人の入り込む事多ければ/仮名草子・浮世物語」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
- もの-がまし・い [5] 【物がましい】 (形) [文] シク ものがま・し おおげさである。ことごとしい。「―・ク言ウ/ヘボン(三版)」
- よう-がまし・い ヤウ― 【様がましい】 (形) [文] シク やうがま・し (中世・近世語) (1) なにかわけがありそうだ。もったいぶっている。わざとらしい。「―・しく 『あし引とはいかやうなる事』 など様々書きたるは/正徹物語」 (2) 注文が難しい。条件が厳しい。「さてさてこなたは咄しに―・い人で御ざる/狂言・千鳥(虎寛本)」
- よそ-がまし・い 【余所がましい】 (形) [文] シク よそがま・し (中世近世語) よそよそしい。みずくさい。「一礼いへばあ―・い何のお礼/浄瑠璃・夏祭」