あてやか 意味
読み方:
意味携帯版
- 【貴やか】
上品で美しいさま。高貴なさま。あてはか。
「紫苑の衣(キヌ)のいと―なるをひきかけて/枕草子 190」
- あて-やか 【貴やか】 (形動ナリ) 上品で美しいさま。高貴なさま。あてはか。「紫苑の衣(キヌ)のいと―なるをひきかけて/枕草子 190」
- てや 【手矢・手箭】 (1)手に持つ矢。 「弓を―に取りて/今昔 26」 (2)武具の一。手で投げる矢。長さ約40センチメートルの竹または木の細い棒の先に約10センチメートルの鏃(ヤジリ)を付け,他端に矢羽を付けたもの。打ち矢。手突き矢。 ; □一□〔接続助詞「て」に係助詞「や」が付いたもの〕 疑問または反語の意を表す。…て…ようか。 「今はとてきみがかれなば我がやどの花をばひとりみ―
- あて 【貴】 (1)身分や家柄が高く貴いさま。高貴だ。 「―なるも賤しきも/竹取」 (2)上品である。優美だ。 「色はいよいよ白うなりて,―にをかしげなり/源氏(宿木)」 ; 【檔】 (1)反りやすく,もろい低質の木材。生長の偏りからおこる。陽疾(ヨウシツ)。 (2)センダン{(1)}の古名。梟首(キヨウシユ)の木とされた。 ; 【私】 〔「わて」の転〕 一人称。わたし。京
- たてや 【建家】 建ててある家屋。建物。
- てやき 【手焼(き)】 人の手で焼くこと。また,自分自身で焼くこと。 「―の煎餅(センベイ)」
- てやく 【手役】 花札の遊び八八(ハチハチ)で,はじめに配られた手札の中でできる役。
- てやり 【手槍・手鑓】 柄が,標準より短い槍。
- てやる 〔接続助詞「て」に補助動詞「やる」の付いたもの〕 ⇒やる(補助動詞)
- あて-あて 【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
- やか 【宅】 〔「屋処(ヤカ)」の意〕 家のあるあたり。屋敷。家。やけ。 「―の辰巳の隅のくづれいとあやふし/源氏(東屋)」 ; 【野火】 (1)野を焼く火。のび。 (2)野にあらわれる怪しい火。鬼火。 ; 【野花】 野に咲く花。野の花。 ; 名詞,形容詞の語幹,擬声語など,状態を表す語に付いて,いかにもそのような感じを与えるさまであることを表す形容動詞を作る。 「はな―
- あいてやく 【相手役】 演劇で,主役の恋人役など,役柄の上で相手として配された役。
- かたてや 【片手矢】 〔二本の矢を一手(ヒトテ)というのに対し〕 一本の矢。 ⇔一手矢(ヒトテヤ) 「―はげて出でけるを/平家 9」
- くれてやる 差し上げる; 施す; 行う; 見舞う
- したてや 【仕立屋】 洋服などの仕立てを業とする家。また,その人。
- してやる 【為て遣る】 (1)うまくやって思いどおりの成果を得る。首尾よくしおおせる。 「―・ったりという顔でマウンドを下りる」「ここへもちよつと出かけて又六百―・つた/浄瑠璃・丹波与作(中)」 (2)食う。食らう。 「奈良茶をあり切りさらさらと―・り/滑稽本・膝栗毛(初)」