あとかた 意味
- 【跡形】
前に物が存在していたしるし。痕跡。
「―もなく消え去る」
――無・い
(1)痕跡をとどめない。
「―・く消える」
(2)根拠がない。わけがわからない。
「小督(コゴウ)が失せたりといふ事,―・き空事なりけり/平家 6」
- 【後肩】
駕籠(カゴ)や輿(コシ)などをになうとき,あとの棒をかつぐ人。あとぼう。
⇔先肩
- あとかたづけ 【後片付け・跡片付け】 物事のすんだあとをきちんと整理すること。後始末。 「きれいに―しておく」
- あとからあとから つづいて; ぞくぞくと
- あとから つづいて
- あと-かた [0] 【後肩】 駕籠(カゴ)や輿(コシ)などをになうとき,あとの棒をかつぐ人。あとぼう。 先肩
- ひとかたひとかた 【一方一方】 一人一人。 「とてもかくても―につけていとうたてある事は出できなむ/源氏(浮舟)」
- ひとかた-ひとかた [6] 【一方一方】 一人一人。「とてもかくても―につけていとうたてある事は出できなむ/源氏(浮舟)」
- おひとかた 【御一方】 「おひとり様」を丁寧にいう語。
- お-ひとかた [3] 【御一方】 「おひとり様」を丁寧にいう語。
- くさ-ひとかた 【草人形】 藁(ワラ)で作った人形。「―を造り/日本書紀(神功訓)」
- さとかた 【里方】 嫁や養子の実家。また,その親類筋。
- ひとかた 【一肩】 (1)駕籠(カゴ)などの一方を担ぐこと。 (2)負担の一部を受け持つこと。ちょっと助力すること。 ――入・れる 「一肩脱ぐ」に同じ。 「是非おれが―・れてやらうから/人情本・恵の花」 ――脱・ぐ 援助する。助ける。一肌脱ぐ。 「伯が真に気の毒と云ふ心から忙しい中を―・いだか/黒潮(蘆花)」 ; 【一方】 ※一※ (名) (1)〔「かた」は接尾語〕 「ひとり
- もとかた 【本方・元方】 神楽歌(カグラウタ)の,楽人が二方に分かれた一方の称で,神殿に向かって左方に座り,先にうたう方。 ⇔末方(スエカタ)
- あと-かたづけ [3] [4] 【後片付け・跡片付け】 (名)スル 物事のすんだあとをきちんと整理すること。後始末。「きれいに―しておく」
- きくとかたな 【菊と刀】 〔原題 The Chrysanthemum and the Sword〕 =ベネディクト著。1946年刊。日本文化を文化類型論の視角から恥の文化としてとらえ,日本人の恩や義理・人情の問題,恥の意識などを分析。
- くさひとかた 【草人形】 藁(ワラ)で作った人形。 「―を造り/日本書紀(神功訓)」
例文
- 誰がこの混乱のあとかたづけをすることになっているか。
- あとかたもなく 消してやるわ
- 交番は無人で 殺人現場は あとかたもなく消えていた
- 交番は無人で 殺人現場は あとかたもなく消えていた
- 『あとかたもたく』は、2001年5月にリリースされた岩崎宏美の55枚目のシングルである。
- また以前に比べ若干キーは下がったものの、「許さない」「あとかたもなく」等サビにファルセットを用いた楽曲を次々に発表、新境地を開拓した。
- 妻は、人目も草も枯れ果てた田舎暮らしのつらさを訴え、地謡(コーラス)がその妻の心を「思い出だけが残り、昔のことはあとかたもなく変わってしまったのだ。
- がれきの中から自分が志のぶに手渡した懐中時計を見つけたその瞬間、重松は志のぶがあとかたもなく消え去ってしまったことを悟り、ただただ泣き叫ぶだけだった。