あとずさる 意味
読み方:
意味携帯版
- 【後退る】
〔「あとすざる」とも〕
(1)前を向いたままで後ろにさがる。
「あまりの剣幕に―・る」
(2)しりごみする。
- あとずさり 【後退り】 〔「あとすざり」とも〕 (1)前を向いたまま,後ろへさがって行くこと。あとじさり。 「用心しながら―をして/浮雲(四迷)」 (2)ためらって消極的な態度をとること。しりごみ。逡巡(シユンジユン)。あとじさり。
- あとずり 【後刷(り)】 木版画などで,前に使用した版木で再び印刷すること。また,その印刷物。のちずり。後版(アトハン)。 ⇔初刷り
- あと-ずさり [3] 【後退り】 (名)スル (「あとすざり」とも) (1) 前を向いたまま,後ろへさがって行くこと。あとじさり。「用心しながら―をして/浮雲(四迷)」 (2) ためらって消極的な態度をとること。しりごみ。逡巡(シユンジユン)。あとじさり。
- あと-ずさ・る [4] 【後退る】 (動ラ五 [四] ) (「あとすざる」とも) (1) 前を向いたままで後ろにさがる。「あまりの剣幕に―・る」 (2) しりごみする。
- 後ずさる 後退る; しさる; 後退する; 背進する; 退行する; 退る
- あとじさる 【後退る】 〔「あとしざる」とも〕 「あとずさる」に同じ。 「―・つて,向うざまに顱巻(ハチマキ)を占(シ)め直した/婦系図(鏡花)」
- とず 【閉づ・綴づ】 ⇒とじる(閉) ⇒とじる(綴) ; 【閉】 暦注の十二直の一。堤を築くことなどに吉,柱立て・婚姻・鍼灸などに凶という日。
- ずさ 【従者】 「じゅしゃ」の直音表記。 「ありがたきもの…主そしらぬ―/枕草子 75」
- とずく 【届く】 〔「とどく」の古形〕 ※一※ (動カ四) (1)一点から他の一点に至り着く。とどく。 「園原や伏屋に―・くかけ橋の/重之集」 (2)続く。 「海は艫櫂(ロカイ)の―・かん程攻め行くべし/平家 11」 ※二※ (動カ下二) (1)一点から他の一点に至り着かせる。とどける。 「我をどこまでも送り―・くる者は花と水とで有るぞ/四河入海 14」 (2)続ける。 「人の善
- とず・く トヅク 【届く】 (「とどく」の古形) ■一■ (動カ四) (1) 一点から他の一点に至り着く。とどく。「園原や伏屋に―・くかけ橋の/重之集」 (2) 続く。「海は艫櫂(ロカイ)の―・かん程攻め行くべし/平家 11」 ■二■ (動カ下二) (1) 一点から他の一点に至り着かせる。とどける。「我をどこまでも送り―・くる者は花と水とで有るぞ/四河入海 14」 (2) 続ける。「人の善
- あと 【阿堵】 「阿堵物(アトブツ)」の略。 ; 【跡・迹】 〔「足(ア)所(ト)」の意〕 (1)足で踏んだ所や車の通り過ぎた所に残るしるし。 「廊下に足の―が残る」「車輪の―」 (2)ある事が行われた,あるいは存在したことを示す証拠。また,その場所。 「苦労の―が見える」「手術の―」「古い都の―」 〔建造物には「址」,傷などには「痕」とも書く〕 (3)人の残したもの。(ア)定ま
- さる 【曝る】 ※一※ (動ラ四) 長い間,風雨や日光に当たり,色があせたり朽ちたりする。 「身を投げ,骨を―・りて/霊異記(下訓注)」 ※二※ (動ラ下二) ⇒される ; 【申】 (1)十二支の第九番目。年・日・時刻・方位などに当てる。しん。 (2)時刻の名。今の午後四時頃。また,午後三時から五時までの間。または,午後四時から六時の間。 (3)方角の名。西から南へ三〇度の方角。
- おとずれ 【訪れ】 (1)おとずれること。来ること。 「春の―」 (2)たより。手紙。音信。 「そなたより吹きくる風のつてにだに情をかくる―ぞなき/風雅(恋五)」 (3)事情。消息。 「所が頓(トン)と―が分らない/福翁自伝(諭吉)」
- おとずれる 【訪れる】 〔(3)が原義〕 (1)ある場所や人の家に行く。訪問する。 「新居を―・れる」 (2)(時節やある状態などが)やってくる。 「絶好のチャンスが―・れる」 (3)音をたてる。 「夕されば門田の稲葉―・れて/金葉(秋)」 (4)たよりをする。手紙で安否を問う。 「―・れ聞え給はず,御とぶらひにだに渡り給はぬを/源氏(須磨)」
- ことずくな 【言少な】 「言葉少な」に同じ。 「子めかしう―なる物からをかしかりける/源氏(宿木)」 ; 【事少な】 用事が少ないさま。 「―にもありしかば/蜻蛉(下)」