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あなにえや ―ヱ― 意味

読み方:

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  • 〔「え」「や」は感動の助詞〕
    ほんとにまあ。あなにやし。
    「―,可愛少女(エオトメ)を/日本書紀(神代上訓注)」

  • あなに-えや    ―ヱ― (感) (「え」「や」は感動の助詞) ほんとにまあ。あなにやし。「―,可愛少女(エオトメ)を/日本書紀(神代上訓注)」
  • あなに    強い感動を表す語。ああ,ほんとうに。あやに。 「桜の花のにほひはも―/万葉 1429」
  • あなにやし    〔「し」は強意の助詞〕 「あなにえや」に同じ。 「―えをとこを/古事記(上)」
  • あなに-やし    (感) (「し」は強意の助詞) 「あなにえや」に同じ。「―えをとこを/古事記(上)」
  • え ヱ    〔上代語〕 文の末尾に添えて,感動の心持ちを表す。 「山の端にあぢ群(ムラ)騒ぎ行くなれどわれはさぶし―君にしあらねば/万葉 486」
  • えや    〔副詞「え」に係助詞「や」の付いたもの。下に打ち消しの語を伴うことが多い〕 どうして…できようか,とても…できないのではないか。 「皆下屋におろし侍りぬるを,―まかりおりあへざらむ/源氏(帚木)」
  • にえ    【贄・牲】 (1)神仏・朝廷へ捧げる供物。特に初物の食べ物や諸国の特産物。貢ぎ物。 「塩と―とは,また郷土(クニ)の出す所に随へ/日本書紀(孝徳訓)」 →にえす(贄) (2)贈り物。進物。 「伊予の最手(ホテ)―奉る/宇津保(初秋)」 (3)犠牲。いけにえ。 「弾圧の―となる」 ; 【二会】 (1)円宗寺の法華会と法勝寺の大乗会の二つの法会。 (2)円宗寺の法華会と最勝
  • なに    【何】 ※一※ (代) 不定称の指示代名詞。 (1)どういうもの。どういうこと。(ア)名前や正体がわからない物事をさして問う語。 「人間とは―か」「それが―か知っている」(イ)どれが相当するのか,はっきりしない物事をさして問う語。「―がほしいの」「―をたべよう」「あいつに―ができる」 (2) ◎ その名の思い出せないもの,名をぼかしていう必要のあるものをさす。 「―はどうした」「
  • あな    強い感動を表す語。多く,形容詞の語幹を伴って用いる。ああ。 「―うれし」「―醜(ミニク)/万葉 344」 ; 【穴・孔】 (1)(ア)くぼんだ所。穴ぼこ。鼻や耳の穴,陰門についてもいう。 「―を掘る」「―だらけの道路」(イ)反対側まで突き抜けてあいている空所。「針の―」「―を通す」 (2)ほらあな。また,動物の巣穴。 「熊の―」 (3)欠けたり抜けたりしているものや所。(ア)
  • うえや    【上屋】 清涼殿の天皇の御座所近くにある女官の詰め所。
  • えやは    〔副詞「え」に係助詞「や」「は」の付いたもの〕 反語の意を表す。どうして…することができようか(できない)。 「惜しむともかたしや別れ心なる涙をだにも―とどむる/拾遺(別)」
  • えやみ    【疫病み・瘧】 (1)悪性の流行病。やくびょう。ときのけ。えきびょう。《疫病》「その年,この村の在家ことごとく―をして,死ぬる者おほかりけり/宇治拾遺 4」 (2)おこり。今のマラリアのような病気。わらわやみ。《瘧》 [和名抄]
  • しえや    シヱヤ (感) 物事を思い切ったときなどに発する語。えい,ままよ。「あらかじめ人言繁しかくしあらば―我が背子奥もいかにあらめ/万葉 659」
  • ねえや    【姉や】 女中・子守りなどを親しんで呼んだ語。
  • いけ-にえ    ―ニヘ [0] 【生け贄・犠牲】 (1) 神への供え物として,生きている人や獣を捧(ササ)げること。また,そのもの。 (2) ある物事や人のために犠牲になること。