あな-ばち 意味
読み方:
意味
携帯版
- [2]
【穴蜂】
膜翅目ジガバチ科に属する大形のハチの一群。体長3センチメートル内外。土中や朽ち木に穴を掘ったり,竹筒や樹木の孔(アナ)などを利用して営巣する。キリギリス類・アワフキムシ類・アブラムシ類などを毒針で刺して麻痺させ,巣へ運搬して幼虫の餌(エサ)とする。[季]春。
- あなばち 【穴蜂】 膜翅目ジガバチ科に属する大形のハチの一群。体長3センチメートル内外。土中や朽ち木に穴を掘ったり,竹筒や樹木の孔(アナ)などを利用して営巣する。キリギリス類・アワフキムシ類・アブラムシ類などを毒針で刺して麻痺させ,巣へ運搬して幼虫の餌(エサ)とする。﹝季﹞春。
- あな 強い感動を表す語。多く,形容詞の語幹を伴って用いる。ああ。 「―うれし」「―醜(ミニク)/万葉 344」 ; 【穴・孔】 (1)(ア)くぼんだ所。穴ぼこ。鼻や耳の穴,陰門についてもいう。 「―を掘る」「―だらけの道路」(イ)反対側まで突き抜けてあいている空所。「針の―」「―を通す」 (2)ほらあな。また,動物の巣穴。 「熊の―」 (3)欠けたり抜けたりしているものや所。(ア)
- ばち イトメが成熟して泥中を抜け出し海面を群泳する際の呼称。晩秋の大潮の夜に見られる。釣り餌。 ; 【罰】 〔呉音〕 神仏が下す,悪事をこらしめるための報い。たたり。 「―があたる」「―をこうむる」 →ばつ ――は目の前 悪事を行えば,すぐに報いの罰がある。天罰覿面(テンバツテキメン)。 ; 【撥・桴・枹】 (1)琵琶・三味線などの弦をはじいて鳴らす道具。手元は狭くて厚く,先端
- あない 【案内】 「あんない(案内)」の撥音「ん」の無表記。 「誰ぞなど―するなるべし/源氏(宿木)」 ; 〔近世上方語。多く「あないな」「あないに」の形で用いられる〕 あのよう。 「よう知つてぢやさかひ,それで―に言うたのぢやわいな/滑稽本・膝栗毛 8」 〔現代でも主に関西地方で用いる〕
- あなご 【穴子】 ウナギ目アナゴ科の海魚の総称。全長50~90センチメートルで,1.5メートルに達する種もある。体はほぼ円柱状,尾部は側扁する。鱗(ウロコ)がなく,腹びれもない。日本近海に約二〇種がいて,マアナゴ・クロアナゴ・ギンアナゴなどは食用とする。﹝季﹞夏。
- あなじ 【穴痔】 「痔瘻(ジロウ)」に同じ。 ; 冬,北西の方角から吹く風。あなぜ。 〔多く,近畿以西でいう〕
- あなぜ 「あなじ」に同じ。
- あなた 【貴方・彼方】 (1) ② 二人称。《貴方》(ア)「きみ」の軽い尊敬語。やや気がねのある場合に同輩または同輩以下の人に対して用いる。 「―はどうなさいますか」(イ)親しい男女間で相手を呼ぶ語。特に,夫婦間で妻が夫を呼ぶ語。「―,ご飯ですよ」 〔相手が女性の場合「貴女」,男性の場合「貴男」とも書く〕 (2)三人称。 「あの人」の尊敬語。あの方。《貴方》「―は番町さんといふおかただ/洒
- あなと 【穴門・穴戸】 〔「あなど」とも〕 関門海峡の古名。また,長門国一帯の古名。
- あなに 強い感動を表す語。ああ,ほんとうに。あやに。 「桜の花のにほひはも―/万葉 1429」
- あなば 【穴場】 人のあまり知らない,いいところ。あな。 「はぜ釣りの―」「秋の行楽の―」
- あなみ 【阿南】 姓氏の一。
- あなめ 一説に,ああ目が痛い。また,ああたえがたいの意という。 「秋風の吹くたびごとに― ―小野とは言はじ薄おひけり/無名草子」 〔在原業平が奥州に赴いた夜,「秋風の吹くにつけてもあなめあなめ」と詠(ウタ)う声を聞き,翌朝探したところ,目の穴から薄(ススキ)の生えた小野小町の髑髏(ドクロ)を発見したという伝説から〕 ; 【穴布】 褐藻類コンブ目の海藻。北海道周辺の海底の岩上に生育。葉状体はう
- あなや ひどく驚いた時に発する語。あっ。あれっ。 「鬼はや一口に食ひてけり。―といひけれど/伊勢 6」
- あなり 「あんなり」の撥音「ん」の無表記。 「駿河の国に―なる山の頂に/竹取」