あのよ 意味
- 【彼の世】
死者の行くとされる世界。来世。
⇔この世
――千日この世一日
あの世での千日の楽しみよりも,生きている今の一日の楽しみの方がよい。
- あのよう 【彼の様】 ああいうふう。あれと同じよう。 「―な服がほしい」「―にはとてもできない」
- あのような そのような; あんな
- あのように あんなに; ああ
- あの 【彼の】 ※一※ (連体) 〔代名詞「あ」に格助詞「の」の付いた語〕 (1)話し手からも聞き手からも離れた所にある物をさす。 「―店に入ろう」「―赤い花がほしい」 (2)話し手も聞き手もすでに知っている事柄をさす。例の。 「―ときは困りましたねえ」「―人はどうしていますか」 ※二※ (感) (1)話のはじめや間で,次の言葉へのつなぎに用いる語。あのう。 「そうして,―,…」
- のよ 〔終助詞「の」に終助詞「よ」の付いたもの〕 (1)強く断定したり言い聞かせたりする気持ちで念を押す意を表す。 「今度の誕生日がくると,二〇歳になる―」「夜になると,ここはとても静かな―」 (2)疑問の意を表す語と呼応して,相手をなじる気持ちを添える。 「百円ぐらいのことで,何な―」「今時分,どこへ行こうという―」 〔現代語では,主として女性語として用いられる〕
- あのう 【賀名生】 奈良県吉野郡西吉野村の地名。後醍醐・後村上・後亀山天皇の行宮(アングウ)のあった地。もと「穴生」,1352年頃「賀名生」と改めたという。梅の名所。 ; 遠慮したりためらったりする時に,話の初めや間に用いる語。 「―,そろそろ帰りたいのですが」
- あのこ 【彼の子・彼の娘】 (1)三人称。年少の子や若い女性に対して使う。 (2)二人称。近世,遊里で禿(カムロ)を呼ぶ時に用いる。おまえ。 「こう―,いい子だ,どうぞ若衆をちよつとよんできてくんな/洒落本・野良の玉子」
- あのつ 【安濃津】 三重県津市の古名。対明貿易で栄えた。博多津(ハカタノツ)・坊津(ボウノツ)とともに三津(サンシン)の一。
- あのね 親しみをこめて呼びかける語。また,話のはじめや間にはさんで,言葉をつなぐ語。あのねえ。主に女性や子供が使う。 「―,お願いがあるんだけど」
- あのー あの
- あの世 死後の世界; 来世; 後生; 冥土
- あの人 あの方; その奴; 彼; そいつ; 奴; 彼女
- あの側 あちら側
- あの方 その奴; あの人; 彼; そいつ; 奴; 彼女
- あの物 あれ
例文
- 彼女はあのような時代をやっと生きてきた。
- 私はあのように扱われるのはいやだ。
- どうかあのような悪人から私を守ってください。
- あのように努力したから君は成功するに違いない。
- あのような間違いを犯すなんて君も愚かだったね。
- 子供たちは、あのようなセールスにだまされやすい。
- 私はあのようなかわいい人形を買わずにいられなかった。
- あのような災害は一生の内に二度とやってこないだろう。
- あなたはあのような場所で先生に会って驚いたに違いない。
- 実際あのように私は疲れていたので、いつもより早く寝た。