あの者 意味
- あの 【彼の】 ※一※ (連体) 〔代名詞「あ」に格助詞「の」の付いた語〕 (1)話し手からも聞き手からも離れた所にある物をさす。 「―店に入ろう」「―赤い花がほしい」 (2)話し手も聞き手もすでに知っている事柄をさす。例の。 「―ときは困りましたねえ」「―人はどうしていますか」 ※二※ (感) (1)話のはじめや間で,次の言葉へのつなぎに用いる語。あのう。 「そうして,―,…」
- この者 これ; この物; この事
- その者 その物; それ; 伽; いざり; 膝行; そのこと; 夜回り; 夜警; 人間ぎらい
- 内の者 うちのもの ⑤ 家族・使用人など,自分の身内に属している者。 「―に届けさせます」
- 剛の者 ごうのもの ①⑤ 〔古くは「こうのもの」〕 (1)勇敢で強い人。豪傑。 「あっぱれ,―」 (2)あることに並外れて強い人。また,気性の激しい人。 「酒にかけては―だ」
- 庭の者 にわのもの (1)室町幕府で,庭奉行に属す下級の役人。庭の清掃・雑用などに従事した。 (2)江戸幕府で,若年寄に属し,庭の清掃など雑用に従う者。
- 忍の者 忍びの者; 忍者
- 手の者 てのもの ① 部下。配下。手下。 「―をくり出す」
- 泊の者 卑称
- 皆の者 みなのもの ② 「皆(ミナ)」の尊大で古めかしい言い方。 「よいか,―,油断いたすな」
- 豪の者 剛の者
- 道の者 みちのもの (1)一芸に秀でた者。道の人。 「―参会して音曲する/申楽談儀」 (2)宿駅の遊女。また一般に,遊女のこと。 「―ははづかしきぞ/曾我 9」
- 鳶の者 とびのもの ① 〔鳶口を持っていることから〕 (1)江戸時代の消防夫。火消し人足。 (2)土木・建築工事の人夫。足場の組み立てや杭(クイ)打ち,木材・石材の移動などに従事する。江戸時代は町火消し人足を兼ねた。鳶職。
- あのう 【賀名生】 奈良県吉野郡西吉野村の地名。後醍醐・後村上・後亀山天皇の行宮(アングウ)のあった地。もと「穴生」,1352年頃「賀名生」と改めたという。梅の名所。 ; 遠慮したりためらったりする時に,話の初めや間に用いる語。 「―,そろそろ帰りたいのですが」
- あのこ 【彼の子・彼の娘】 (1)三人称。年少の子や若い女性に対して使う。 (2)二人称。近世,遊里で禿(カムロ)を呼ぶ時に用いる。おまえ。 「こう―,いい子だ,どうぞ若衆をちよつとよんできてくんな/洒落本・野良の玉子」
例文
- 陛下のためにあの者を殺させてください
- 一度あの者達を手にすれば彼らは...
- どうしても あの者に直接会ってみなければ
- どうしても あの者に直接会ってみなければ
- あの者は良い王に なるとダリウスは断じた
- あの者たちの望みを与えてはならない
- あの者がどこへ行くつもりか知りたい
- あの者 事もあろうに 国元へ逃げ帰る家康を
- あの者の正体について 聞き出して参ります。
- あの者たちも良い理由で 死ぬと思っています