あばれ-たんぜん 意味
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意味
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【暴れ丹前】
(1)歌舞伎で,乱暴者の役をする役者の着る丹前。また,その乱暴者の役。
(2)下座音楽の一。暴れ丹前を着た役者の登場の時に演奏する囃子(ハヤシ)。
- あばれたんぜん 【暴れ丹前】 (1)歌舞伎で,乱暴者の役をする役者の着る丹前。また,その乱暴者の役。 (2)下座音楽の一。暴れ丹前を着た役者の登場の時に演奏する囃子(ハヤシ)。
- あばれ 【暴れ】 (1)あばれること。乱暴すること。 (2)下座音楽の一。勇壮な人物の登場や演技・立ち回りなどに使われる。太鼓を主とする。
- たんぜん 【丹前】 (1)防寒用の和服の一。広袖で全体に綿が入れてあり,くつろぐ時や湯上がりなどに衣服の上に重ねて着る。本来は男物。丹前風呂の遊客の風俗から起こったという。どてら。 (2)歌舞伎の演技様式の一。丹前風呂に通う遊客の風俗を様式化したもので,特殊な手の振り方・足の踏み方をする。現在は六方(ロツポウ)に吸収されて純粋な型は伝承されない。丹前振り。丹前六法。 (3){(2)}の振りに合わせ
- たんぜん-がさ [5] 【丹前笠】 丹前風の人がかぶった粋な編み笠。
- たんぜん-じま [0] 【丹前縞】 丹前に用いる派手な縞柄。
- たんぜん-ふう [0] 【丹前風】 近世,侠客や遊び人の間に流行した伊達風俗。丹前風呂に通う遊客の風俗に始まるとも,丹前風呂の湯女(ユナ)勝山の風に始まるともいう。丹前姿。
- たんぜん-ぶし 【丹前節】 江戸時代の小唄の一。寛文年間(1661-1673)に流行。丹前風呂の湯女(ユナ)吉野が,唄い始めたものという。
- たんぜん-ぶり [0] 【丹前振り】 「丹前{ (2) }」に同じ。
- たんぜん-ぶろ 【丹前風呂】 江戸,神田の堀丹後守の邸前にあった風呂屋。大勢の湯女を抱え,遊里の趣があった。寛永(1624-1644)の頃から栄えたが,明暦三年(1657)に禁止された。
- たんぜん-もの [0] 【丹前物】 丹前振りを主とした歌舞伎の舞踊・歌曲の一系統。元禄期(1688-1704)に成立。
- たんぜんがさ 【丹前笠】 丹前風の人がかぶった粋な編み笠。
- たんぜんじま 【丹前縞】 丹前に用いる派手な縞柄。
- たんぜんふう 【丹前風】 近世,侠客や遊び人の間に流行した伊達風俗。丹前風呂に通う遊客の風俗に始まるとも,丹前風呂の湯女(ユナ)勝山の風に始まるともいう。丹前姿。
- たんぜんぶし 【丹前節】 江戸時代の小唄の一。寛文年間(1661-1673)に流行。丹前風呂の湯女(ユナ)吉野が,唄い始めたものという。
- たんぜんぶり 【丹前振り】 「丹前{(2)}」に同じ。