あぶらな 意味
- 【油菜】
アブラナ科の越年草。古く中国大陸から渡来し,油料作物・野菜などとして広く栽培される。高さ約1メートル。花は「菜の花」と呼ばれ,春,茎頂に黄色の十字状花を総状につける。果実は細長いさや状で,種子から菜種油(ナタネアブラ)をしぼる。しぼりかすは肥料となる。ナタネナ。蕓薹(ウンダイ)。
〔現在,油をとるため日本で栽培するものはセイヨウアブラナと呼ぶ品種〕
- あぶらなか 【油菜科】 双子葉植物の一科。葉は互生し,両性花を総状につける。花弁は四枚で十字形につき,おしべは六本中四本が長い。アブラナ・ダイコン・カラシナ・ワサビ・キャベツ・ナズナなどを含む。旧称は十字花科。
- あぶらなぎ 【油凪】 海面が油を流したように波が立たず平らなさま。べたなぎ。
- あぶら 【油・脂・膏】 (1)動物の組織や植物の種子あるいは石油・石炭などの鉱物から抽出される,水に溶けにくく燃えやすい物質。食用・灯火・減摩剤・燃料など多くの用途がある。 (2)特に,動植物の脂肪・油脂。一般に各種の高級脂肪酸のグリセリン-エステルからなる。 〔常温で液体のものを「油」,固体のものを「脂」,特に肉の脂肪を「膏」と書く〕 (3)活動の原動力となるもの。 「―が切れた」 (4
- かぶらな 【蕪菜】 カブの別名。
- かぶらなし 【蕪無】 古銅・青磁の花入れで,口が開いていて胴に蕪状のふくらみのないもの。
- つぶらな 【円らな】 beady [round] <eyes> .
- あげあぶら 【揚(げ)油】 揚げ物に使う食用油。大豆油・菜種油・ごま油など。
- あげ-あぶら [3] 【揚(げ)油】 揚げ物に使う食用油。大豆油・菜種油・ごま油など。
- あぶらあか 【油垢・脂垢】 脂肪分がしみついた衣服の垢。
- あぶらあげ 【油揚(げ)】 (1)豆腐を薄く切って油で揚げた食品。あぶらげ。あげ。揚げ豆腐。 (2)油で揚げること。
- あぶらあし 【脂足】 脂肪の分泌が多く,足の裏があぶらぎっている足。
- あぶらあせ 【脂汗・膏汗】 (1)苦しい時などに出る,脂肪分のまじった汗。 「―を流す」 (2)暑い時,じっとりと体ににじみ出る汗。
- あぶらいし 【油石】 (1)灰黒色でつやのある滑らかな石。 (2)米の中にまざっている黄色の小石。 (3)石炭の異名。
- あぶらいろ 【油色】 菜種油の色。赤みがかった黄色で,すきとおった感じの色。
- あぶらうり 【油売り】 (1)灯火用の油を売り歩いた行商人。 (2)怠け者。
例文
- 頭は、切り口を火であぶらなければ復活するとされる。
- アブラナ科(あぶらなか、Brassicaceae)は、フウチョウソウ目に属する科。
- また新潟県南蒲原郡大面村(現・三条市)では、滝沢家という旧家で、家の者が灯油を粗末に扱うと油なせ(あぶらなせ)という妖怪が「油なせ」(「油を返済しろ」との意味)と言いながら現れたといい、村人たちの間では、病死した滝沢家の次男が化けて出た姿と噂されていたという。