あまりもの 意味
- こまりもの 【困り者】 もてあまし者。やっかい者。
- あまり-もの [0][4] 【余り物】余った物。残って不要になった物。
- まりも 【毬藻】 緑藻類シオグサ目の淡水藻。北海道の阿寒湖・塘路(トウロ)湖などに自生。分枝をもつ細い細胞糸が中心から放射状に出,互いにからみ合って球形になる。阿寒湖のものは特別天然記念物に指定。山梨県山中湖のフジマリモは近縁,青森県左京沼のヒメマリモはよく似ているが別種。
- あまり 【余り】 ※一※ (名) (1) ③ (ア)余ったもの。残り。「三人で分けると―が出る」「―の毛糸で手袋を編む」(イ)割り算で,割り切れずに残った部分。残り。剰余。 (2) ◎① (「…のあまり」の形で副詞的に用いる)ある事の程度がはなはだしいために別の事態を引き起こすこと。 「驚きの―口もきけない」「感激の―泣き出した」 ※二※ ③ (形動) (1)程度がはなはだしいさま。並はずれているさま
- あま-もの [0] 【甘物】(1)味の甘いもの。(2)乳児に飲ませた,甘葛(アマズラ)を煎(セン)じた湯。「すり粉・―にて人間そだちたるためしあまたあり/浮世草子・男色大鑑 1」
- あまりある 【余り有る】 (1)十分である。十分に余裕がある。 「実験の成功は苦難を補って―・る」 (2)十分にし尽くせない。 「想像に―・る苦しみ」
- あまりごと 【余り事】 (1)よけいなこと。行きすぎたこと。 「象ばかりに乗ていと善かりつるを,獅子に乗るが―/今昔 5」 (2)あまりにも虫のいいこと。法外なこと。 「いかに面目あらましと―をぞ思ひてのたまふ/源氏(真木柱)」
- あまりさえ 【剰へ】 〔「余り」に助詞「さへ」が付いた語〕 「あまつさえ」に同じ。 「―疫癘(エキレイ)うちそひて/方丈記」
- あまりちゃ 【余り茶】 茶筒などに使い残した茶。また,飲み残しの茶。 「―に福がある。然らば今一つ/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
- あまりに 過ぎ; 無理に; あまり; 過剰に
- あまりにも よほど
- あまりの 余分; 多い
- あまりべ 【余戸】 律令制における村落制度で,五〇戸を一里としたとき,五〇戸に余る端数の民戸で編成した里。また,僻地の寒村などの称としても用いた。あまるべ。
- あまりょう 【雨竜・螭竜】 (1)雨をつかさどると考えられていた,中国の想像上の竜に似た動物。体は黄緑色,尾は赤く細い。角はない。 (2){(1)}を図案化した紋所。
- あまり-あ・る 【余り有る】 (連語)(1)十分である。十分に余裕がある。「実験の成功は苦難を補って―・る」(2)十分にし尽くせない。「想像に―・る苦しみ」
例文
- 彼女はふつうあまりものを食べない。
- 息をのまずにはいられません あまりものスピードで都市が変化しているのです
- 息をのまずにはいられません あまりものスピードで都市が変化しているのです
- 彼を突き動かしたのは裁判のあまりもの理不尽さへの憤りだった。
- 屑(くず)とは、必要のない、役に立たないあまりものをこう呼ぶ。
- あまりものラグの酷さの為、開始から僅か1時間でメンテナンスを行った。
- あまりものを考えていないのか、仲間やガケが目の前にあっても悠々と進み続ける。
- あまりものわかりのよくない医師であると感じたら、病院を変更するのも一つの方法である。
- これは菊五郎の急逝によって実現しなかったが、あまりものごとにこだわらない又五郎にとっていまだに唯一の心残りであると聞く。
- 現代中国は、共産党の腐敗による搾取、農村地帯と都市のあまりもの貧富の差などが原因で、小規模な農民反乱が各地で起こっている。