あま田楽 意味
読み方:
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- あまでんがく
福井県今立郡池田町水海(ミズウミ)で二月一五日に行われる芸能。中世能楽の古風をとどめる。
- 田楽 でんがく ◎① (1)平安中期頃から流行した芸能。農耕行事に伴う歌舞から起こり,のちには専業の田楽法師が現れ,座も発生した。本来,田楽踊(オド)りと散楽系の曲芸が主要芸であったが,鎌倉末期より猿楽能も演じ,独自の田楽能を上演した。室町後期には猿楽におされて衰退し,今日では民俗芸能中に残る。 (2)民俗芸能の分類用語。田遊び・田植え祭り・田植え踊りなど,田に関する芸能一般の総称。 (3)田
- 田楽焼 田楽焼き
- 田楽能 でんがくのう ④ 田楽法師などの演ずる芸能。鎌倉末期より田楽衆が猿楽の能を演じ盛行したが,のち猿楽衆の能にとってかわられた。
- 芋田楽 いもでんがく ③ (1)サトイモを串(クシ)に刺し,味噌を塗ってあぶった料理。 (2)親子の間柄での情交。 「お袋と清兵衛殿,―だと言ひ触らさば/歌舞伎・お染久松色読販」
- 芝田楽 しばでんがく ③ 舞台を作らず,神社の芝草の上で演ずる田楽。
- 木の芽田楽 きのめでんがく ④ 豆腐に山椒の若芽をすりまぜた味噌を塗ってあぶった料理。﹝季﹞春。
- 洛陽田楽記 らくようでんがくき 記録。一巻。大江匡房(マサフサ)著。1096年の京洛における田楽の盛行とその様子を漢文体で記したもの。芸能史上貴重な資料。
- 田楽刺(し) でんがく-ざし [0] 【田楽刺(し)】 田楽豆腐のように,中央をさし通すこと。いもざし。「槍で―にする」
- 田楽刺{(}し{)} でんがくざし ◎ 田楽豆腐のように,中央をさし通すこと。いもざし。 「槍で―にする」
- 田楽刺{(し)} でんがくざし ◎ 田楽豆腐のように,中央をさし通すこと。いもざし。 「槍で―にする」
- 田楽法師 でんがくほうし ⑤ 田楽を演ずる職業的芸人。多く僧形であったところからいう。
- 田楽焼き でんがくやき ◎ ⇒でんがく(田楽)(4)
- 田楽豆腐 でんがくどうふ ⑤ 田楽{(4)}にした豆腐。
- 田楽踊り でんがくおどり ⑤ 田楽法師の演じた芸能。編木(ビンザサラ)・太鼓・鼓・銅鈸子(ドウバツシ)などを奏する者をまじえた十数名が一団となって踊る。平安中期より室町期まで盛行した。今日民俗芸能に残る。
- 田楽返し でんがくがえし ⑤ 大道具の仕掛け物の一。背景の襖(フスマ)などの中央に通した心棒を軸にして田楽豆腐を裏返すようにくるりと回すもの。幽霊などの出入りに用いることが多い。