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あやにく 意味

読み方:

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  • 【生憎】
    〔感動詞「あや」に形容詞語幹「にく」の付いた語。「生」は当て字〕
    ※一※ (副)
    折あしく。あいにく。
    「―差掛りました用事が出来まして/緑簑談(南翠)」
    ※二※ (形動ナリ)
    (1)予期に反して思いどおりにならないさま。不本意であるさま。
    「疾(ト)く死ねかしと思へども,思ふに任せぬ命数の未だ―に尽ざるか/緑簑談(南翠)」
    (2)意にそまないさま。意地が悪く感じられるさま。
    「さらに知らぬよし申ししに,―にしひ給ひしこと/枕草子 84」
    (3)折あしく不都合なさま。
    「しぐれといふばかりにもあらず,―にあるになほいでむとす/蜻蛉(上)」

  • あやにくし    【生憎し】 思いどおりにならない。具合が悪い。 「さも―・き目を見るかな/宇津保(楼上・下)」
  • あやにく・し     【生憎し】 (形ク) 思いどおりにならない。具合が悪い。「さも―・き目を見るかな/宇津保(楼上・下)」
  • あやにくだつ    【生憎だつ】 人の嫌がることをことさらにする。 「あなたこなたに住む人の子の四つ五つなるは,―・ちて,物とり散らしそこなふを/枕草子 152」
  • あやにく-ごころ     【生憎心】 意地悪な心。腹立たしい心。「いとけしからぬ御―なりかし/源氏(行幸)」
  • あやにく-だ・つ     【生憎だつ】 (動タ四) 人の嫌がることをことさらにする。「あなたこなたに住む人の子の四つ五つなるは,―・ちて,物とり散らしそこなふを/枕草子 152」
  • あやにくごころ    【生憎心】 意地悪な心。腹立たしい心。 「いとけしからぬ御―なりかし/源氏(行幸)」
  • あやに    【奇に】 言いようがないほど。不思議なまでに。むしょうに。 「夕されば―悲しび/万葉 159」
  • あやにしき    【綾錦】 綾と錦。衣服・紅葉などの美しいものの形容にもいう。 「―を身にまとう」
  • あや-にく     [0] 【生憎】 (感動詞「あや」に形容詞語幹「にく」の付いた語。「生」は当て字) ■一■ (副) 折あしく。あいにく。「―差掛りました用事が出来まして/緑簑談(南翠)」 ■二■ (形動ナリ) (1) 予期に反して思いどおりにならないさま。不本意であるさま。「疾(ト)く死ねかしと思へども,思ふに任せぬ命数の未だ―に尽ざるか/緑簑談(南翠)」 (2) 意にそまないさま。意地が悪く感
  • やに    【脂・膠】 (1)木から出るねばねばした液体や,それが固まったもの。樹脂。 「松の―」 (2)タバコから出て,煙管・パイプなどにたまる粘液。 (3)目やに。
  • あや    【漢】 古代の姓氏の一。中国からの渡来系氏族で,東漢(ヤマトノアヤ)・西漢(カワチノアヤ)の二氏があった。 ; 【文・綾】 (1)物の表面に表れたいろいろの形・色合い。模様。特に,斜交する線によって表された模様をいう。 「―を描く」 (2)斜めに交わること。また,そういう模様。 (3)言葉や文章の飾った言い回し。表現上の技巧。 「文章の―」 (4)物事の入り組んだ仕組み。すじ
  • いやに    〔形容動詞「いや」の連用形から〕 非常に。ひどく。変に。普通とは違っている場合に使う。 「この部屋は―暑い」「―気取っている」「今日に限って―おとなしい」
  • まつ-やに     [0] 【松脂】 天然樹脂の一。松などの針葉樹から分泌される粘りけのある液体。独特の芳香がある。固化すると黄褐色のもろいガラス状となる。生松脂(ナママツヤニ)。
  • めやに    【目脂】 目から出る粘液がかたまったもの。めくそ。
  • め-やに     [3] 【目脂】 目から出る粘液がかたまったもの。めくそ。