あやめ 意味
- 【漢女】
古代,大陸から渡来して,機織(ハタオ)りに従事した女性。
「―をすゑて縫へる衣ぞ/万葉 1273」
- 【文目】
(1)模様。色合い。
「常の,色もかへぬ―も,今日は珍らかに/源氏(蛍)」
(2)物事の道理。筋道。
「あやめぐさ―も知らぬ恋もするかな/古今(恋一)」
(3)物の区別。
「山陰は何の―も見わかねど/浜松中納言 3」
――も知らず
道理・善悪の区別などがわからない。
「けふくれど―ぬ袂かな/新古今(哀傷)」
――も分かず
(1)暗くて物の区別もつかない。
「―ぬ暗(ヤミ)の夜なるに/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(2)物事を筋道だてて考えられない。思慮分別がない。
「あらはれていとど浅くも見ゆるかな―ずなかれけるねの/源氏(蛍)」
- 【菖蒲】
(1)アヤメ科の多年草。日本の全域に自生。葉は剣状で地下茎から群がり生える。高さ約60センチメートル。五,六月頃花茎を出し頂端に径約8センチメートルの青紫色または白色のハナショウブに似た花をつける。外花被片に紫色の横脈がある。ハナアヤメ。﹝季﹞夏。
〔「渓蓀」とも書く。ハナショウブ・カキツバタは同科同属の別種,ショウブは別科〕
(2)ショウブの古名。和歌では「文目(アヤメ)」にかけて用いることが多い。あやめぐさ。﹝季﹞夏。
「今日さへや引く人もなきみがくれに生ふる―のねのみなかれむ/源氏(蛍)」「五月,―ふく比/徒然 19」
(3)アヤメやハナショウブの花のような青みの紫色。
――と杜若(カキツバタ)
アヤメとカキツバタが見分けにくいように物の区別の付けがたいたとえ。いずれ菖蒲か杜若。
――葺(フ)く
端午の節句の行事として軒にショウブをさす。邪気を払い,火災を防ぐという。﹝季﹞夏。
- あやめうち 【菖蒲打ち】 ⇒しょうぶ(菖蒲)うち
- あやめか 【菖蒲科】 単子葉植物の一科。葉は剣形。花は子房下位。花被片は六個で,基部は多く合着する。果実は蒴果(サクカ)。ハナショウブ・クロッカス・グラジオラス・ヒオウギなど,世界に約七〇属一五〇〇種がある。
- あやめぐさ 【菖蒲草】 ※一※ (名) 植物ショウブの古名。﹝季﹞夏。《―足に結ばん草鞋(ワラジ)の緒/芭蕉》 ※二※ (枕詞) 「あや」「ね」にかかる。 「香をとめて訪ふ人あるを―あやしく駒のすさめざりけり/後拾遺(夏)」
- あやめざけ 【菖蒲酒】 「しょうぶざけ(菖蒲酒)」に同じ。
- あやめのゆ 【菖蒲の湯】 ⇒しょうぶゆ(菖蒲湯)
- あやめぶき 【菖蒲葺き】 端午の節句の前の晩,軒にショウブを挿すこと。火災をまぬがれるという。
- あやめる 【危める・殺める】 人を殺傷する。 「誤って人を―・めた」
- あやめ-あわせ ―アハセ [4] 【菖蒲合(わ)せ】 「根合(ネア)わせ」に同じ。
- あやめ-うち [0] [3] 【菖蒲打ち】 しょうぶうち
- あやめ-か ―クワ [0] 【菖蒲科】 単子葉植物の一科。葉は剣形。花は子房下位。花被片は六個で,基部は多く合着する。果実は蒴果(サクカ)。ハナショウブ・クロッカス・グラジオラス・ヒオウギなど,世界に約七〇属一五〇〇種がある。
- あやめ-かぶと [4] 【菖蒲兜】 しょうぶかぶと
- あやめ-がたな [4] 【菖蒲刀】 端午(タンゴ)の節句に飾った太刀。古くは子供がショウブを太刀のようにして帯びたが,江戸時代には柄(ツカ)をショウブの葉で巻いた木太刀や,飾りものとして金銀で彩色した木太刀をいった。しょうぶの刀。しょうぶだち。
- あやめ-ぐさ 【菖蒲草】 ■一■ (名) 植物ショウブの古名。 [季] 夏。《―足に結ばん草鞋(ワラジ)の緒/芭蕉》 ■二■ (枕詞) 「あや」「ね」にかかる。「香をとめて訪ふ人あるを―あやしく駒のすさめざりけり/後拾遺(夏)」
- あやめ-ざけ 【菖蒲酒】 「しょうぶざけ(菖蒲酒)」に同じ。
- あやめ-だんご 【菖蒲団子】 (1) 竹串の先端を細く四つに割り,それぞれに平たい小さな団子をさしたもの。菖蒲の花に似る。 (2) 「糸切(イトキ)り団子(ダンゴ)」に同じ。
例文
- あやめ達も そろそろ 部屋に戻ったら?
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- 五島の部屋には 8年前 先生があやめた