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あら∘ず 意味

読み方:

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  • 【非ず】
     (連語)
    (1)そうではない。違う。「こぞの夏鳴きふるしてしほととぎすそれか―∘ぬか声の変はらぬ/古今(夏)」
    (2)(感動詞的に用いて)相手の言葉を強く打ち消す語。いえ,とんでもない。いいえ。「あれはたそ顕証(ケソウ)にといへば,―∘ず,家のあるじと定め申すべきことの侍るなり/枕草子 8」
    [慣用] 数にも―・然(サ)に―・無きにしも―・吾(ワレ)にも―

  • べく-も-あら∘ず    (連語) (推量の助動詞「べし」の打ち消しの言い方「べくあらず」に係助詞「も」を挿入して強調の意を加えたもの) (1) …するはずがない。…しそうにもない。「風波とににやむ―∘ず/土左」 (2) …することができそうもない。「わが子どもの影だにふむ―∘ぬこそくちをしけれ/大鏡(道長)」「したり顔におとなしくもどきぬ―∘ぬ人の言ひ聞かするを…聞きゐたる,いとわびし/徒然 168」
  • けしうはあら∘ず    (「けしうはあらじ」「けしくはあらず」「けしくはあらじ」とも) (1) それほど悪くない。まあまあよい。「なべてはこのわたりにも,またかばかりの容貌はあらじ。これも―∘ざりけり/宇津保(楼上・下)」 (2) それほど重大なことではない。たいしたことではない。「異奴(コトヤツコ)の射るにこそ有けれ。―∘じ/今昔 29」
  •     「す」の濁音の仮名。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 ; 【出】 ⇒でる ; 【徒】 律の五刑の一。懲役刑。一年から三年まで半年ごと五段階に分かれる。杖(ジヨウ)より重く,流(ル)より軽い。徒刑。徒罪。 ; 【図】 (1)絵。絵画。 (2)地図。図面。 「地形―」「設計―」 (3)〔数〕 点・線・面からなる形。図形。 (4)ねらい
  • あら    【荒】 姓氏の一。 ; 【荒】 名詞に付く。 (1)乱暴である,勢いが激しい,などの意を表す。 「―海」「―武者」「―稽古」「―かせぎ」 (2)荒れはてている意を表す。 「―野」 ; スズキ目の海魚。全長1メートルに達する。体形はスズキに似て,やや長く側扁し,口はとがって大きい。背は灰褐色で腹は白色。幼魚には口から尾に至る灰褐色の縦帯がある。冬が旬で美味。北海道以南からフ
  • あら-あら     【荒荒】 (副) 荒々しいさま。乱暴なさま。「彼の者をば―と申しておつ返してさうらふ/謡曲・春栄」
  • あい-ず    アヒヅ [1] 【合図・相図】 (名)スル (1) あらかじめ決めた方法で相手に意思や事柄を知らせること。また,その方法や信号。「目で―する」「―を送る」 (2) 約束。「七条河原にてひとつになれと,―を定めて出立けり/平家 8」
  • あえ-ず    アヘ― 【敢えず】 (連語) (動詞「敢(ア)ふ」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの) 完全には…できない。…しきれない。「取る物も取り―」「言ひも―顔をば袖に摺付ける/多情多恨(紅葉)」 (主に和文に用いられた語)
  • あお-ず    アヲ― [0] 【青酢】 ゆでた青菜を裏ごししていれた酢。
  • あか-ず     [0] 【赤酢】 (1) 酒粕(サケカス)を原料としてつくる酢。甘みが強く,多く鮨(スシ)に使用。 (2) 梅酢の一種。赤ジソを混ぜて梅の実を漬けたときに採れる酸味の強い液。 白酢
  • あげ-ず     【上げず】 (連語) 間をおかないで。「三日に―やってくる」
  • あま-ず     [0] 【甘酢】 三杯酢より甘みをきかせた酢。
  • ある-ず    ―ヅ 【有る図】 (名・形動) よくあること。よく起こること。また,そのさま。「御身のため悪(ア)ししといふも―なやつと/黄表紙・啌多雁取帳」
  • あん・ず     【案ず】 (動サ変) あんずる
  • あん-ず     【案主】 あんじゅ
  • いか-ず    (「行かず」の意) (1) 意地悪。ひねくれ者。「横車とはな,―というておのれがやうな女の唐名よ/浄瑠璃・十二段長生島台」 (2) 役に立たない人や物。「奈良の都に―の念者を見かぎり/浮世草子・男色大鑑 1」 (3) 年頃を過ぎても結婚していない女性。「皆,―の姉御をこはがり/浮世草子・風流曲三味線」