あらにこのはらえ 意味
読み方:
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- 【荒和の祓】
〔神祇官から奉る荒栲(アラタエ)の衣を荒世(アラヨ),和栲(ニキタエ)の衣を和世(ニコヨ)ということから〕
夏越(ナゴシ)の祓の別名。
- あらにこ-の-はらえ ―ハラヘ 【荒和の祓】 (神祇官から奉る荒栲(アラタエ)の衣を荒世(アラヨ),和栲(ニキタエ)の衣を和世(ニコヨ)ということから) 夏越(ナゴシ)の祓の別名。
- あらみがわのはらえ 【荒見川の祓】 〔「あらみ」は荒忌(アライミ)の転〕 大嘗会(ダイジヨウエ)に奉仕する者が,身のけがれを除くために,陰暦九月晦日に京都の紙屋川で行なった祓。
- にきのはらえ 【二季の祓】 毎年,六月と一二月の晦日(ミソカ)に行われる大祓の儀式。二季儀。 →大祓
- ちたびのはらえ 【千度の祓】 ⇒千度(センド)の祓(ハライ)
- なかとみのはらえ 【中臣祓】 大祓(オオハラエ)の際中臣氏の読み上げる祓詞。また,中臣氏が儀式の主要部分を務めることから,大祓の別称。
- なごしのはらえ 【夏越しの祓・名越しの祓】 六月晦日に各神社で行われる祓の行事。姓名・年齢を書いた形代(カタシロ)を神社に納めたり,水に流したりし,あるいは,参詣者が茅(チ)の輪くぐりをして祓をうける。六月祓(ミナヅキノハラエ)。夏祓(ナツバラエ)。夏越しの御禊。輪越しの祭。﹝季﹞夏。 →茅(チ)の輪
- ななせのはらえ 【七瀬の祓】 平安中期以降,宮中で毎月または臨時に行われた祓。天皇の災厄を移した人形(ヒトガタ)を七人の勅使が七か所の水辺(大七瀬・霊所七瀬・加茂七瀬など何通りかの組み合わせがある)に流すもの。一般貴族もこれに倣(ナラ)い,また鎌倉幕府も鎌倉に七瀬を選定した。七瀬の禊(ミソギ)。
- みのひのはらえ 【巳の日の祓】 陰暦三月上旬の巳の日に行われる祓。身のけがれを人形(ヒトカタ)に移し,川や海に流し捨てた行事。上巳(ジヨウシ)の祓。
- あらみがわ-の-はらえ アラミガハ―ハラヘ 【荒見川の祓】 (「あらみ」は荒忌(アライミ)の転) 大嘗会(ダイジヨウエ)に奉仕する者が,身のけがれを除くために,陰暦九月晦日に京都の紙屋川で行なった祓。
- あらに 【粗煮】 魚類の粗(アラ)を煮つけた料理。 ; 【荒荷】 (1)木材・鉄材・土石などの重量貨物。 (2)江戸時代,海運貨物のうちの雑貨類をいう。
- このは 【木の葉】 (1)冬になって散る葉。散り残っている樹木の葉についてもいう。﹝季﹞冬。 「―が舞い落ちる」 →きのは(木の葉) (2)木の葉は軽いことから,軽いもの,取るに足らないものの意で,接頭語のように用いる。こっぱ。 「―侍」「―鬼」
- はらえ 【祓】 〔下二段動詞「はらう(祓)」の連用形から〕 (1)神に祈って罪・けがれ,災禍などを除き去ること。また,そのための儀式や,その祈りの言葉。おはらい。はらい。 (2)罪を犯した者に財物を出させて,その罪をあがなわせたこと。また,その物。はらい。 「死にたる者の友伴(トモカキ)を留めて強(アナカチ)に―せしむ/日本書紀(孝徳訓)」
- のはら 【野原】 人家のない,草などの生えた広い平地。野。のっぱら。
- あけび-このは [4] 【通草木の葉】 ヤガ科のガ。体長約3.5センチメートル,開張約10センチメートル。前ばねは褐色,後ろばねは橙黄(トウコウ)色で巴(トモエ)状の黒斑がある。静止した姿は枯れ葉によく似る。幼虫はムベ・アケビなどの葉を食う。成虫は桃などの果汁を吸う害虫。夏,羽化する。日本各地と中国・インドなどに分布。
- このはいし 【木の葉石】 (1)多数の木の葉の化石を含んでいる堆積岩。多くは泥岩。栃木県塩原町付近から出土するものが有名。 (2)温泉沈殿物である石灰華で,木の葉の印痕を有するもの。