あらびる 意味
読み方:
意味携帯版
- 【荒びる】
〔上二段動詞の「荒ぶ」の上一段化〕
荒々しく振る舞う。荒れ立つ。
「陸奥国の―・びる蝦夷等を討ち治めに/続紀(延暦八宣命)」
- あら・びる 【荒びる】 (動バ上一) (上二段動詞の「荒ぶ」の上一段化) 荒々しく振る舞う。荒れ立つ。「陸奥国の―・びる蝦夷等を討ち治めに/続紀(延暦八宣命)」
- からびる 【乾びる・涸びる・枯らびる・嗄びる】 (1)水気がなくなる。草木がしおれる。《乾・涸》「花束も―・びた儘で/あひびき(四迷)」 (2)古びて落ち着いた感じがする。枯淡な美しさがある。《枯》「細く―・びたる哥/無名抄」 (3)声がしゃがれる。《嗄》「太く―・びたる声/今昔 28」
- ひからびる 【干涸びる・乾涸びる】 (1)水分が全くなくなりかさかさになる。乾き切る。 「パンが―・びる」 (2)生気やうるおいが感じられない。 「―・びた感情」「―・びた内容」
- 乾からびる 萎む; 萎れる; 乾涸びる; 萎える; 干涸びる; しぼむ; 萎々する; 萎萎する; 萎びる; 凋む; 涸びる; 乾びる; 萎え萎えする; 干からびる
- 乾枯らびる 干からびる; 乾涸びる; 干涸びる
- 干からびる 乾びる; ひび割れる; 萎え萎えする; 萎びる; 乾からびる; 涸びる; 凋む; 乾枯らびる; 萎萎する; 乾く; 干上がる; しぼむ; 萎々する; 乾涸びる; 萎える; 干涸びる; 枯れる; 萎む; 萎れる
- 干枯らびる 干涸らびる
- 干涸らびる 干枯らびる
- 赤らびる 赤らむ; 赤む; ぽうっとする; 紅潮する; 熱る; 染める; ぽっとする; 赤面する; 頬染める; 赤らめる; 赧らめる; 火照る
- 乾びる・涸びる・枯らびる・嗄びる からびる ③ (1)水気がなくなる。草木がしおれる。《乾・涸》「花束も―・びた儘で/あひびき(四迷)」 (2)古びて落ち着いた感じがする。枯淡な美しさがある。《枯》「細く―・びたる哥/無名抄」 (3)声がしゃがれる。《嗄》「太く―・びたる声/今昔 28」
- あらびき 【粗挽き・粗碾き】 肉や穀物・コーヒー豆などをあらくひくこと。また,ひいたもの。
- びる 〔動詞上一段型活用〕 名詞,またはそれに準ずる語に付いて動詞を作る。そのものらしくふるまう。そのものらしい様子をする,それに近い状態になる,などの意を表す。 「おとな―」「いなか―」
- 伸びる・延びる のびる ② (1)物がまっすぐになったり,長くなったり,広がったりする。(ア)折れたり,しわになったりしていたものが,まっすぐになる。 「パーマが―・びた」「しわが―・びる」(イ)引っぱられて長くなる。「よく―・びる餅」「このアンテナは二メートルまで―・びる」(ウ)塊状の物が薄く広がる。「このワックスはよく―・びる」 (2)動植物,またはその一部が,生長して長くなったり,丈が高くなったり
- 古びる・旧びる ふるびる ③ (1)古くなる。時代遅れになる。 「―・びた由緒ありげな家」 (2)老人くさくなる。 「心ばせなどの―・びたるかたこそあれ/源氏(蓬生)」
- 寂びる・荒びる さびる ② 〔「錆(サ)びる」と同源〕 (1)古くなって新鮮でなくなったり,色があせたりする。 「人し汲まねば水―・びにけり/神楽歌」「夕づく日色―・びまさる草の下に/玉葉(秋上)」 (2)古くなって,荒れ果てる。また,長いこと使われずに放置されて趣や渋みが出る。時代がつく。古色蒼然とする。 「邸(ヤシキ)の内も―・びぬ/自然と人生(蘆花)」「岩に苔むして―・びたる所なりければ/平家