あられ 意味
- 【霰】
(1)水蒸気が氷の粒になって降ってくるもの。雪と雹(ヒヨウ)との中間の状態のもの。雪霰(ユキアラレ)・氷霰(コオリアラレ)の総称。﹝季﹞冬。《石山の石にたばしる―かな/芭蕉》
(2)餅を賽(サイ)の目などに細かく切ったもの。炒(イ)ったり揚げたりして味を付けた食品もいう。あられもち。
(3)乾飯(ホシイ)を炒って細かくし,湯に浮かして飲むもの。
(4)織物・染め物などで,小さな正方形を規則的に表した模様。また,霰{(1)}のような大小の白い斑の模様。
- あめあられ ①①- 【雨霰】 (雨やあられのように,弾丸や矢が)激しく降りそそぐようすの形容。 「鉄砲玉の―/当世書生気質(逍遥)」
- あめ-あられ [1] [1] - [0] 【雨霰】 (雨やあられのように,弾丸や矢が)激しく降りそそぐようすの形容。「鉄砲玉の―/当世書生気質(逍遥)」
- あらせ∘られる (連語) (動詞「ある」に尊敬の助動詞「せる」と「られる」が付いたもの) (1) 「ある」の尊敬語。「御機嫌いかが―∘られましょうか」 (2) (「であらせられる」の形で)補助動詞的に用いられる。「である」の尊敬の言い方。…でいらっしゃる。「先帝の第二皇女で―∘られるお方」
- あられいし 【霰石】 炭酸カルシウムからなり,斜方晶系に属する鉱物。多く無色または白色。柱状・球状・樹枝状などの形を示し,方解石と多形の関係にあるが不安定。さんせき。
- あられうつ 【霰打つ】 同音で,地名「あられ松原」にかかる。 「―あられ松原住吉(スミノエ)の/万葉 65」
- あられかん 【霰羹】 ヤマノイモを細かい賽(サイ)の目に切って入れた羊羹(ヨウカン)。
- あられがま 【霰釜】 外面に粒状の突起を鋳出した茶の湯の釜。
- あられがゆ 【霰粥】 鯛(タイ)などの魚肉を細かくしたものを入れたかゆ。
- あられぎり 【霰切り】 料理で材料を八ミリ角ほどの賽(サイ)の目に切ること。
- あられざけ 【霰酒】 焼酎(シヨウチユウ)に浸して乾燥させたあられ餅を味醂(ミリン)に加え,密封して熟成させた酒。奈良県の特産。﹝季﹞冬。
- あられじ 【霰地】 霰文(アラレモン)を織り出した織物。
- あられそば 【霰蕎麦】 貝柱を入れ,もみ海苔(ノリ)をふりかけた,かけそば。
- あられぬ 【有られぬ】 〔動詞「あり」に可能の助動詞「る」と打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」の付いたもの。連体詞的に用いる〕 とんでもない。不都合な。あるまじき。あらぬ。 「おはぐろ落しつ―さまで/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」
- あらればい 【霰灰】 茶道で,炉の炭手前(スミテマエ)の蒔灰(マキバイ)に使う粒状にした灰。
- あられふり 【霰降り】 霰の降る音が「かしまし」の意で,地名「鹿島」に,またその音を「きしきし」「とほとほ」と聞いたことから,「きしみ」「遠(トオ)」にかかる。 「―鹿島の崎を波高み/万葉 1174」「―吉志美が岳を険(サガ)しみと/万葉 385」「―遠江(トオツオウミ)の吾跡川楊(アドカワヤナギ)/万葉 1293」
例文
- 突然敵の爆弾が雨あられと我々に降り注いだ。
- かの大国 清でさえ アヘンを止あられず
- あのように 寛容であられるのですか?
- 創造主であられる神が変わることはなく
- 娘のため- 父上に相応しくあられよ
- 彼に聞きました 腕や足が雨あられだったって
- 美しいことだ。 目も当てあられぬほどにな。
- あられもない姿でwktkしながら
- 警官は雨あられと弾を浴びせました
- ー入 らい あられなガつたものガ