あら-ぬか 意味
読み方:
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【粗糠】
もみがら。もみぬか。あら。[和名抄]
- あらぬか 【粗糠】 もみがら。もみぬか。あら。[和名抄]
- ぬか 【額】 (1)ひたい。 「一よりとよみて―をつく/紫式部日記」 (2)ぬかずくこと。額を地に付けてする礼拝。 「あかつきの―など,いみじうあはれなり/枕草子 119」 ――を突・く ひたいを地や床につけるようにしてお辞儀や礼拝をする。ぬかずく。叩頭(コウトウ)する。 「僧都の君,いみじうぬかをさへつきて/枕草子 136」 ; 【糠】 (1)玄米を精白する際,搗(ツ)かれて
- なぬか-なぬか [4] 【七日七日】 七日目ごと。特に,人の死後七日目ごとの日。「―に仏書かせても,誰がためとか,心のうちにも思はむ/源氏(夕顔)」
- あら 【荒】 姓氏の一。 ; 【荒】 名詞に付く。 (1)乱暴である,勢いが激しい,などの意を表す。 「―海」「―武者」「―稽古」「―かせぎ」 (2)荒れはてている意を表す。 「―野」 ; スズキ目の海魚。全長1メートルに達する。体形はスズキに似て,やや長く側扁し,口はとがって大きい。背は灰褐色で腹は白色。幼魚には口から尾に至る灰褐色の縦帯がある。冬が旬で美味。北海道以南からフ
- こぬか 【小糠・粉糠】 「糠(ヌカ){(1)}」に同じ。 ――三合あるならば入り婿(ムコ)すな わずかでも財産があるならば,気苦労の多い入り婿などせずに,独立して家計を立てよ。小糠三合持ったら養子に行くな。
- こめ-ぬか [0] 【米糠】 糠
- こ-ぬか [0] 【小糠・粉糠】 「糠(ヌカ){ (1) }」に同じ。 ――三合あるならば入り婿(ムコ)すな わずかでも財産があるならば,気苦労の多い入り婿などせずに,独立して家計を立てよ。小糠三合持ったら養子に行くな。
- なぬか 【七日】 (1)「なのか(七日){(1)}」に同じ。特に,正月七日,また七月七日。 「天の川―を契る心あらば/蜻蛉(上)」 (2)「なのか(七日){(2)}」に同じ。 (3)人が生まれて七日目の日。お七夜。 「―よりこそ祝ひそめけれ/永久百首」 (4)人の死後,七日ごとに営む法事。また,その日。特に,最初の「初七日(シヨナヌカ)」と最後の「七七日(ナナナヌカ)」。 「―のわざを母
- ぬかか 【糠蚊】 双翅目ヌカカ科の昆虫の総称。形状は蚊に似るが,より小形で体長は普通2ミリメートル以下。日本には七〇種が知られ,多くは人畜から吸血する。糠子(ヌカゴ)。糠蠅(ヌカバエ)。めまとい。まくなぎ。ぬかが。﹝季﹞夏。
- ぬかご 【零余子】 「むかご(零余子)」に同じ。﹝季﹞秋。 ; 【糠子】 ヌカカの異名。
- ぬかす 【抜かす】 (1)入れるべきものを入れないままですます。もらす。 「一人―・して数える」「一行―・して読む」 (2)抜けた状態にする。 「腰を―・す」「現(ウツツ)を―・す」 (3)追い抜く。 「二台―・した」 (4)(「吐かす」とも書く)「言う」の意で,動作主をいやしんでいう語。言いやがる。 「なんだと―・しやがる此芋掘めヱ/西洋道中膝栗毛(魯文)」 ‖可能‖ ぬかせる
- ぬかぼ 【糠穂】 イネ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ40~80センチメートル。葉は根生し,線形。初夏,頂に淡緑色の細かい小穂を円柱状に多数つける。
- ぬかも 〔完了の助動詞「ぬ」の終止形「ぬ」に詠嘆の終助詞「かも」の付いたもの。上代語〕 …てしまったなあ。 「防人(サキムリ)に立たむ騒きに家の妹(イム)が業(ナ)るべきことを言はず来(キ)―/万葉 4364」
- ぬかり 【抜かり】 ぬかること。手落ち。手ぬかり。油断。 「準備に―はない」 ; 【泥濘】 ぬかった状態。ぬかるみ。 「―道(ミチ)」
- ぬかる 【抜かる】 油断したり,思慮が足りなかったりして失敗する。 「さあ―・るなよ」「ざれ事とは―・つた事を言ふ/狂言・昆布売」「女色には―・らしやまして,尼将軍の婬乱に世はみだれたのみならず/胆大小心録」 抜からぬ顔 油断のない顔つき。抜けめのない顔つき。 「―して,吉野の山を雪かと見ればと/浮世草子・諸艶大鑑 1」 ; 【泥濘る】 雨や雪どけ・霜どけのために,道がどろどろになる