あわれみ 意味
- 【哀れみ・憐れみ・愍れみ・憫れみ】
あわれむ気持ち。同情。慈悲。
「―を乞(コ)う」「―をかける」
- あわれみ深い 慈悲深い; 親切; 思いやりのある
- しょうるい-あわれみ-の-れい シヤウ―アハレミ― 【生類憐みの令】 1685年,五代将軍徳川綱吉の時代に発せられた,動物愛護の法令の総称。違反者には死罪・遠島などの極刑が科された。1709年六代将軍家宣により廃止。 犬公方
- まわれみぎ 【回れ右】 <号令> <米> About face [<英> turn] ! ~をする turn about.
- しょうるいあわれみのれい 【生類憐みの令】 1685年,五代将軍徳川綱吉の時代に発せられた,動物愛護の法令の総称。違反者には死罪・遠島などの極刑が科された。1709年六代将軍家宣により廃止。 →犬公方(イヌクボウ)
- あわれ 【哀れ】 ※一※ (名・形動) (1)同情しないではいられない・こと(さま)。かわいそう。気の毒。 「―な声で泣く」「遺児の笑顔に―を催す」 (2)人から同情されるような状態にある・こと(さま)。惨め。 「―な姿を見られたくない」 〔(1)(2)は「憐れ」とも書く〕 (3)人を悲しみに沈ませるような状態にある・こと(さま)。悲哀。 「滅びゆく民族の―」 (4)しみじみとした情
- あわれし 【哀れし】 あわれである。いたわしい。 「歎きしづむ様も―・し/浮世草子・近代艶隠者」
- あわれそう 悲しそう
- あわれな 痛ましい; みじめな; 悲惨; 悲惨な; かわいそうな
- あわれな人 貧乏人; みじめな人
- あわれにも みじめに
- あわれぶ 【哀れぶ・憐れぶ】 ※一※ (動バ四) 「あわれむ」に同じ。 「霞を―・び,露をかなしぶ心/古今(仮名序)」 ※二※ (動バ上二) 「あわれむ」に同じ。 「手のうらにいれて光を―・びむと思へど/加茂女集」
- あわれむ 【哀れむ・憐れむ】 (1)かわいそうに思う。気の毒に思う。同情する。 「遺児を―・んで引き取る」「人を―・むような目で見る」 (2)慈愛の心で接する。 「―・まんと思ふ心は広けれど/金葉(雑上)」 (3)賞美する。めでる。惜しむ。《哀》「燭を背けては共に―・む深夜の月/和漢朗詠(春)」
- あわれむ心 情
- あわれ・し アハレシ 【哀れし】 (形シク) あわれである。いたわしい。「歎きしづむ様も―・し/浮世草子・近代艶隠者」
- あわれ・ぶ アハレブ 【哀れぶ・憐れぶ】 ■一■ (動バ四) 「あわれむ」に同じ。「霞を―・び,露をかなしぶ心/古今(仮名序)」 ■二■ (動バ上二) 「あわれむ」に同じ。「手のうらにいれて光を―・びむと思へど/加茂女集」
例文
- あわれみを請うのは そっちの方だ!
- キリストよ、あわれみたまえ。
- 彼は言った、「その人にあわれみを示した者です」。
- 主よ、あわれみたまえ。
- 『信長公記』はこの間の佐久間親子の凋落をあわれみをもって記している。
- 害虫を殺したために生類あわれみの霊に呪われたが弥七のお陰で危機を打破。
- これは、すべてが神のあわれみによって救済を受けるという教理、信仰である。
- この外に奥ふかき事を存ぜば、二尊のあわれみにはずれ、本願にもれ候(そうろ)うべし。
- 大内弘世は夫人をあわれみ、京都風の文化を山口に移そうとし、京童を住まわせたりもした。
- イドゥンが魔竜となった経緯を知っていたハルトムートは彼女をあわれみ、ベルン奥地の神殿に彼女を封印した。