あんこくろん-じ 意味
読み方:
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- 【安国論寺】
安国寺- あんこくろんじ 【安国論寺】 ⇒安国寺(アンコクジ)(2)
- あんこく-じ 【安国寺】 (1) 足利尊氏・直義が国分寺の制にならって全国に設けた臨済宗の寺。夢窓国師のすすめによるもので,元弘以来の戦死者を弔い平和を祈願するために建立されたが,十分に目的は達せられず,廃絶したものが多い。その舎利塔を利生塔と称する。 (2) 鎌倉市にある日蓮宗の寺。日蓮が「立正安国論」を草した場所として有名。安国論寺。 (3) 不動院(フドウイン)のこと。
- りっしょうあんこくろん 【立正安国論】 日蓮の著。一巻。漢文の問答体。1260年に成り,執権北条時頼に上呈。法華経こそ唯一の正法であり,それを立てることによってのみ国家社会の安穏は得られるとし,特に浄土宗を鋭く攻撃した。安国論。
- こくろん 【国論】 国の進路などについての国民の意見,または議論。世論。 「―が分裂する」「―を二分する」
- ほんこく-じ 【本圀寺】 京都市山科区にある日蓮宗の寺。山号,大光山。日蓮宗四大本山の一。日蓮が住んだ鎌倉松葉ヶ谷の法華堂に始まる。1345年日静が京都に移転。1536年天文の法乱で焼かれたがのち下京区柿本町に再興。1969年(昭和44)現在地に移る。
- ろんこく 【論告】 刑事訴訟で,証拠調べが終わったのち,検察官が行う事実および法律の適用についての意見の陳述。 「―求刑」
- あんこく 【暗黒・闇黒】 (1)まっくらな・こと(さま)。くらやみ。 「―の空間」「―なる杉樹(サンジユ)の並木の中に/日光山の奥(花袋)」 (2)くらい面が強く,希望のもてない状態であるさま。 「魂は―の淵をさまよう」「―な前途を照らす光明のやうに/阿部一族(鴎外)」 (3)得体の知れない・こと(さま)。 「警察力の入らない―地帯」 ; 【安国】 国を安らかで平穏にすること。また,
- あんこくじ 【安国寺】 (1)足利尊氏・直義が国分寺の制にならって全国に設けた臨済宗の寺。夢窓国師のすすめによるもので,元弘以来の戦死者を弔い平和を祈願するために建立されたが,十分に目的は達せられず,廃絶したものが多い。その舎利塔を利生塔と称する。 (2)鎌倉市にある日蓮宗の寺。日蓮が「立正安国論」を草した場所として有名。安国論寺。 (3)不動院(フドウイン)のこと。
- あんこく-いん ―ヰン 【安国院】 徳川家康の法号。
- あんこく-がい [4] 【暗黒街】 治安が悪く,犯罪や不法行為のよく起こる地域。犯罪者や無法者が支配している社会。「―の顔役」
- あんこく-めん [4] 【暗黒面】 物事のくらい面。悲惨で,醜悪な面。「社会の―」
- こあんこく 【胡安国】 (1074-1138) 中国,宋代の学者。字(アザナ)は康侯,号は武夷。高宗のとき中書舎人となり,侍講を兼ねた。著「春秋伝」など。
- こう-あんこく 【孔安国】 中国,前漢の儒者。字(アザナ)は子国。孔子一二世の孫。武帝の時,孔子の旧宅から蝌蚪(カト)文字で書かれた「尚書」「論語」「孝経」「礼記」が出たので,「今文尚書」と比較研究,「古文尚書」の注釈を著す。生没年未詳。
- こ-あんこく 【胡安国】 (1074-1138) 中国,宋代の学者。字(アザナ)は康侯,号は武夷。高宗のとき中書舎人となり,侍講を兼ねた。著「春秋伝」など。
- かいこくろん 【開国論】 江戸末期,攘夷に反対し,鎖国を廃して欧米との外交関係を結ぶべしとした主張。