いい-にく・い 意味
読み方:
意味携帯版
- イヒ― [4]
【言い難い】
(形)[文]ク いひにく・し
(1)さしさわりがあり,言うのがためらわれる。言いづらい。「面と向かっては―・い」
(2)発音しにくい。「―・い言葉」
- にく・い [2] 【憎い・悪い】 (形) [文] ク にく・し (「にくむ」と同源) (1) 憎悪の感情を抱かせるさまである。許しがたい。にくらしい。「敵に寝返った―・い男」 (2) (反語的に用いて)かわいい。いとしい。「私の心を奪った―・い人」 (3) (にくく思うくらいにすばらしいの意で)感心だ。みごとだ。あっぱれだ。「なんとも―・い振る舞いだ」 (4) 気に入らない。気にくわ
- いいにくい 【言い難い】 (1)さしさわりがあり,言うのがためらわれる。言いづらい。 「面と向かっては―・い」 (2)発音しにくい。 「―・い言葉」
- にくにく-し・い [5] 【憎憎しい】 (形) [文] シク にくにく・し 非常に憎らしい。ひどくしゃくにさわる様子だ。「―・い目つきで見る」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
- きき-にく・い [4] 【聞き難い】 (形) [文] ク ききにく・し (1) 聞き取りにくい。「声が小さくて―・い」 (2) 聞いて不愉快に感じる。聞き苦しい。「人の悪口は―・い」 (3) 質問しにくい。「むずかしい人なので気楽に―・い」 [派生] ――さ(名)
- こころ-にく・い [5] 【心憎い】 (形) [文] ク こころにく・し □一□ (1) あまりにすぐれているので憎らしくさえ感じられる。「―・いまでに落ち着きはらっている」「―・い演技力」 (2) 表面はさりげないが深い配慮が感じられる。「―・い心遣い」「―・い庭石の配置」 □二□ (1) 上品で奥ゆかしい。深みがある。「たきものの香,いと―・し/枕草子 201」 (2) (よくわからない
- こづら-にく・い [5] 【小面憎い】 (形) [文] ク こづらにく・し 顔を見るだけでも憎らしい。「―・い奴だ」「人もなげな振舞ひ,―・かつたものであろう/婦系図(鏡花)」 [派生] ――さ(名)
- こ-にく・い 【小憎い】 (形) [文] ク こにく・し (近世語) いかにも憎たらしい。こにくらしい。「定めし夕べ平様と手を引き合うてで御ざんしよ,―・いことや/浄瑠璃・氷の朔日(中)」
- し-にく・い [3] 【為難い】 (形) [文] ク しにく・し (中世以降の語) することが難しい。やりにくい。「兄貴とは議論が―・い」
- つら-にく・い [4] 【面憎い】 (形) [文] ク つらにく・し 顔を見るのも憎らしい。「―・いほど落ち着いている」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
- にくて-らし・い 【憎体らしい】 (形) [文] シク にくてら・し (近世語) 憎らしい。にくにくしい。「女郎さまにも美しいあり,かはゆらしい有り…―・い有り/ひとりね」
- にく-たらし・い [5] 【憎たらしい】 (形) [文] シク にくたら・し いかにも憎らしい。「―・い小僧だ」 [ヘボン(二版)] [派生] ――が・る(動ラ五 [四] )――げ(形動)――さ(名)
- にく-らし・い [4] 【憎らしい】 (形) [文] シク にくら・し (1) しゃくにさわる。いやな感じだ。腹が立つ。「皮肉ばかり言う―・い男」「―・いことを言う」 (2) (反語的に用いて)心がひかれていとしい。かわいい。「私を夢中にさせた―・い人」 (「にくらしい」の方が「にくい」よりも嫌悪の念がやや弱い) [派生] ――が・る(動ラ五 [四] )――げ(形動)――さ(名)
- みえ-にく・い [4] 【見え難い】 (形) [文] ク みえにく・し (1) はっきり見えない。見にくい。見づらい。「黒板の字が―・い」「表通りからは―・い場所」 (2) わかりにくい。「外部からは―・い結論の出し方」 (3) 対面するのが気づまりである。「おぼろけの人―・き御気色をも知らず/源氏(常夏)」
- み-にく・い [3] 【見難い】 (形) [文] ク みにく・し はっきりと見きわめることが困難である。よく見えない。見づらい。「この席は舞台が―・い」「画像が―・い」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
- やり-にく・い [4] 【遣り難い】 (形) 物事を進めるのが難しい。うまく進めにくい。「―・い仕事」 [派生] ――さ(名)