いい-のこ・す 意味
読み方:
意味携帯版
- イヒ― [4]
【言(い)残す】
(動サ五[四])
(1)言うべきことの一部を言わないままにする。言い漏らす。
(2)立ち去る人が,あとに残る人に言っておく。言いおく。「父の―・した言葉」
[可能] いいのこせる
- のこ・す [2] 【残す】 (動サ五 [四] ) (1) 失ったりしないでとどめる。保存する。「昔の町並みを―・す一角」「少年の面影を―・す」「我が背子が帰り来まさむ時のため命―・さむ/万葉 3774」 (2) 全体のうちの一部をとどまらせる。「ご飯を―・す」「宿題を忘れた生徒だけ―・して勉強させる」「保安係を―・して他の者は引き上げる」 (3) 後のために書き記して保存する。「発言を
- いいのこす 【言(い)残す】 (1)言うべきことの一部を言わないままにする。言い漏らす。 (2)立ち去る人が,あとに残る人に言っておく。言いおく。 「父の―・した言葉」 ‖可能‖ いいのこせる
- おもい-のこ・す オモヒ― [5] 【思い残す】 (動サ五 [四] ) しておきたかった,しておくべきだったという気持ちが残る。「もう―・すことは何もない」
- かき-のこ・す [4] [0] 【書(き)残す】 (動サ五 [四] ) (1) 文章に書いて後世に残す。「遺書を―・す」 (2) 書くはずのことの一部を書かないで残す。
- くい-のこ・す クヒ― [4] [0] 【食(い)残す】 (動サ五 [四] ) 全部食べないで,一部を残す。食べ残す。
- し-のこ・す [3] 【為残す】 (動サ五 [四] ) 仕事が途中で残る。やりのこす。「―・した分は明日しよう」
- たべ-のこ・す [4] [0] 【食べ残す】 (動サ五 [四] ) 食べきらずに残す。「量が多すぎて―・す」
- つみ-のこ・す [4] 【積(み)残す】 (動サ五 [四] ) 積みきれずに一部分を残す。比喩的にも用いる。「船が小さくて貨物を―・した」「多くの法案を―・して国会が閉会した」
- とり-のこ・す [4] [0] 【取(り)残す】 (動サ五 [四] ) (1) 全部取らないで残しておく。「―・した柿の実を小鳥が食べる」 (2) そこに残したままにする。「一人だけ―・された」「時代に―・される」
- ふり-のこ・す 【降り残す】 (動サ四) 雨や雪が,そこだけ降らないままにする。「五月雨の―・してや光堂/奥の細道」
- み-のこ・す [3] [0] 【見残す】 (動サ五 [四] ) 全部を見られないで,一部を残す。「最後の一幕を―・して帰る」
- いい-あらわ・す イヒアラハス [5] 【言(い)表す】 (動サ五 [四] ) (1) 言葉で表現する。「味を言葉で―・すのはむずかしい」 (2) 隠していた事を口に出して,人に知られる。「つひにこれを―・しつることなど笑ふに/枕草子 9」 [可能] いいあらわせる
- いい-いだ・す イヒ― 【言ひ出だす】 (動サ四) (1) 中から外へ向かって言葉をかける。「局の内より,これこれにやと―・したれば/徒然 238」 (2) 「言い出す」に同じ。「近く人の―・せるなり/徒然 147」
- いい-おと・す イヒ― [4] 【言い落(と)す】 (動サ五 [四] ) (1) 話の間で言うべきことを言わないでしまう。言いもらす。「肝心な用件を―・す」 (2) 悪く言う。けなす。「人の,『いと,かたはなるもの』に―・すなるかたち/源氏(常夏)」
- いい-かえ・す イヒカヘス [3] 【言(い)返す】 (動サ五 [四] ) (1) 相手の言葉に対応した言葉で返答する。また,抗弁する。「負けずに―・す」 (2) 前に言ったことをもう一度言う。 [可能] いいかえせる