いざ-いざ 意味
読み方:
意味携帯版
- [1] (感)
人に誘いかけたり挑みかけたりするときに発する語。さあさあ。「―尋常に勝負」
- いざ ※一※ (感) (1)人を誘ったり,張り切って事を始めようとする時に発する語。さあ。どれ。 「―,出発」 →いざや (2)さて改まって。 「―自分でするとなると難しいものだ」「―となれば」 ※二※ (副) 「いさ{※二※}」に同じ。 〔本来「いさ」と「いざ」は別語であるが,混同されておもに「いざ」が用いられるようになった〕 ――鎌倉(カマクラ) 〔謡曲「鉢木(ハチノキ)」の
- いざいざ 人に誘いかけたり挑みかけたりするときに発する語。さあさあ。 「―尋常に勝負」
- あいざ 【間座】 「狂言座(キヨウゲンザ)」に同じ。
- いざい 【偉材】 人並みすぐれた人材・人物。 ; 【異材】 普通とは違った,すぐれた人材・人物。 ; 【遺財】 人の死後に残された財産。
- いざけ 【居酒】 居酒屋で飲むこと。また,その酒。
- いざま 【居様】 座っているようす。いずまい。
- いざや 〔「いざ」に間投助詞「や」の付いたもの〕 人を誘うときや,あることを思い立ったときに発する語。さあ。どれ。 「鎮西八郎こそ生捕られて渡さるるなれ。―みん/保元(下)」
- いざり 【躄・膝行】 〔動詞「躄(イザ)る」の連用形から〕 (1)膝や尻をついて移動すること。 (2)足が立たない人。
- いざる 【篅】 竹を編んで作った器。ざる。[新撰字鏡] ; 【躄る・膝行る】 〔「居さる」の意〕 (1)座ったまま移動する。足を立てず,膝(ヒザ)をついて前へ進む。 「―・って近寄る」 (2)物が置かれた場所からずれ動く。 「棚の花瓶が横へ―・る」 (3)舟が浅瀬をのろのろ進む。 「川の水なければ,―・りにのみぞ―・る/土左」
- いざわ 【井沢】 姓氏の一。 ; 【伊沢】 姓氏の一。 ; 〔感動詞「いざ」に間投助詞「わ」の付いたもの〕 人を誘うときに発する語。さあさあ。 「童(ワラワ)ども―出で見む/万葉 3346」
- いざ-うれ (感) (「うれ」は二人称の代名詞「おれ」の転) 人を誘う時に発する語。さあ。いざ。いそうれ。「弓矢取りはかくるもひくも折にこそよれ,―,源太/平家 9」
- いざ-かし (感) (「かし」は強めの終助詞) 強く相手を誘うときに発する語。さあ。「―,ねぶたきにとのたまへば/源氏(若紫)」
- いざ-かわ ―カハ 【率川・伊邪河】 奈良市の春日山に発し西流する佐保川の支流。開化天皇の春日率川坂本陵,率川神社などが近くにある。
- いざ-こざ [0] もめごと。争いごと。ごたごた。「―を起こす」「―が絶えない」
- いざ-ない イザナヒ [0] 【誘い】 さそうこと。さそい。「旅への―」