いしかわ-たくぼく 意味
読み方:
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- イシカハ―
【石川啄木】
(1886-1912) 歌人・詩人。岩手県生まれ。本名,一(ハジメ)。与謝野鉄幹の知遇を得て明星派の詩人として出発。貧困と孤独にさいなまれながら明治末の「時代閉塞」に鋭く感応し,社会主義的傾向へ進むが,肺結核で夭折(ヨウセツ)。歌集「一握の砂」「悲しき玩具」,詩集「呼子と口笛」,評論「時代閉塞の現状」など。
- たくぼく 【啄木】 ⇒石川(イシカワ)啄木 ; 【拓墨】 拓本をとること。 ; 【啄木】 (1)キツツキの異名。 (2)琵琶の曲名。承和年間(834-848),藤原貞敏が唐の廉承武(レンシヨウブ)から「流泉」「楊真藻」とともに伝えたという三秘曲の一。 (3)「啄木組み」の略。
- たくぼくき 【啄木忌】 石川啄木の忌日。四月一三日。
- たくぼく-き 【啄木忌】 石川啄木の忌日。四月一三日。
- たくぼく-ぐみ [0] 【啄木組(み)】 紐(ヒモ)の組み方の一。白・萌黄(モエギ)・紫などの糸を交えて,まだらに組んだもの。キツツキのついばんだ跡の木肌に似る。掛軸の紐,刀の下げ緒,鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)などに用いる。たくぼく。
- たくぼくぐみ 【啄木組(み)】 紐(ヒモ)の組み方の一。白・萌黄(モエギ)・紫などの糸を交えて,まだらに組んだもの。キツツキのついばんだ跡の木肌に似る。掛軸の紐,刀の下げ緒,鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)などに用いる。たくぼく。
- たくぼく-ちょう ―テウ [0] [4] 【啄木鳥】 キツツキの異名。
- たくぼくちょう 【啄木鳥】 キツツキの異名。
- いしかわ 【石川】 (1)中部地方北部の県。かつての加賀・能登の二国を占める。西は日本海に面し,北部に能登半島,中部に金沢平野,南西部に両白山地がある。県庁所在地,金沢市。 (2)沖縄県沖縄島の中部東岸の市。1945年(昭和20)アメリカ軍が難民収容所を設置し人口が急増した。サトウキビ・茶・ミカンなどを栽培する。 (3)福島県中央部,石川郡の町。中通り南部に位置。猫啼温泉がある。 ; 【石川】
- いしかわ-じま イシカハ― 【石川島】 (石川八左衛門が徳川家光に拝領したことから) 東京都中央区佃島(ツクダジマ)の一部。隅田川(スミダガワ)の河口の洲に江戸幕府が人足寄場(ヨセバ)を設置したのに始まり,幕末水戸藩が造船所を開設。
- こいしかわ 【小石川】 東京都文京区の地名。文教・住宅地区。旧区名。
- いしかわじま 【石川島】 〔石川八左衛門が徳川家光に拝領したことから〕 東京都中央区佃島(ツクダジマ)の一部。隅田川(スミダガワ)の河口の洲に江戸幕府が人足寄場(ヨセバ)を設置したのに始まり,幕末水戸藩が造船所を開設。
- いしかわ-じゅん イシカハ― 【石川淳】 (1899-1987) 小説家・評論家。東京生まれ。東京外語卒。「普賢」で芥川賞受賞。第二次大戦中は江戸戯作(ゲサク)を論じて時流に抗し,戦後「焼跡のイエス」で復活。フランス二〇世紀文学と革命思想の融合した独自の幻想的な文学世界を築く。他に「紫苑物語」「至福千年」「狂風記」,評論「文学大概」など。
- くぼく 【苦木】 ⇒にがき(苦木)
- くぼくぼ 【凹凹・窪窪】 くぼんでいるさま。 「目は―と落ち入りて/盛衰記 10」