いそのかみ 意味
- 【石上】
※一※ (名)
奈良県天理市石上付近の地名。((歌枕))「―古き宮この郭公声ばかりこそ昔なりけれ/古今(夏)」
※二※ (枕詞)
〔石上郷に布留(フル)という土地のあることから〕
「降る」「古る」「古し」などにかかる。
「―降るとも雨につつまめや/万葉 664」
- 【石上】
姓氏の一。
- いそのかみ-でら 【石上寺】 奈良県天理市にあった寺。旧跡に二説あり,石上にあった在原(アリワラ)寺とするものと,布留にあって僧正遍昭・素性が住み,良因寺・良峰寺・今宵(コヨイ)薬師ともいった寺とするものとがある。
- いそのかみでら 【石上寺】 奈良県天理市にあった寺。旧跡に二説あり,石上にあった在原(アリワラ)寺とするものと,布留にあって僧正遍昭・素性が住み,良因寺・良峰寺・今宵(コヨイ)薬師ともいった寺とするものとがある。
- いそのかみのまろ 【石上麻呂】 (640-717) 奈良時代の廷臣・左大臣。天武天皇の代に遣新羅(シラギ)大使となり,文武天皇の代に筑紫総領として北九州の経営に活躍した。
- いそのかみ-じんぐう 【石上神宮】 奈良県天理市にある神社。祭神は布都御魂(フツノミタマ)の剣。国宝七支刀を所蔵。
- いそのかみ-の-まろ 【石上麻呂】 (640-717) 奈良時代の廷臣・左大臣。天武天皇の代に遣新羅(シラギ)大使となり,文武天皇の代に筑紫総領として北九州の経営に活躍した。
- いそのかみささめごと 【石上私淑言】 歌論書。三巻。本居宣長著。1763年成立,1816年刊。従来の歌論が儒教・仏教に思想的根拠を求めたのに対し,「もののあはれ」の論によって,和歌の文学的価値を独立させた。
- いそのかみじんぐう 【石上神宮】 奈良県天理市にある神社。祭神は布都御魂(フツノミタマ)の剣。国宝七支刀を所蔵。
- いそのかみのやかつぐ 【石上宅嗣】 (729-781) 奈良時代の廷臣。石上麻呂の孫。光仁天皇の即位に功あり,中納言・中務卿・大納言などを歴任。詩文・書にすぐれ,仏教に帰依(キエ)し自宅を阿閦寺(アシユクジ)とした。寺内に建てられた芸亭(ウンテイ)には儒教典籍が置かれ,好学の徒に開放されたので,日本最初の図書館とされる。 →芸亭
- いそのかみ-の-やかつぐ 【石上宅嗣】 (729-781) 奈良時代の廷臣。石上麻呂の孫。光仁天皇の即位に功あり,中納言・中務卿・大納言などを歴任。詩文・書にすぐれ,仏教に帰依(キエ)し自宅を阿閦寺(アシユクジ)とした。寺内に建てられた芸亭(ウンテイ)には儒教典籍が置かれ,好学の徒に開放されたので,日本最初の図書館とされる。 芸亭
- そのかみ 【其の上】 (1)過ぎ去ったその時。そのむかし。 「―関白にならせ給へる二位中将殿と/平家 3」 (2)その時。 「―塗籠に入りにけり/大和 103」
- そののかみ 【園の神】 平安京の宮内省に祀(マツ)られた神。 →園韓神(ソノカラカミ)
- えいそのかぜ 【永祚の風】 永祚元年(989)8月に近畿地方を襲った台風。のちに,天災の比喩として使われるようになった。
- そのからかみ 【園韓神】 平安京の宮内省の内にまつられた園の神と韓の神の称。平安遷都以前からこの地にあり,遷都に際してほかへ移そうとしたが,神勅があって皇室守護神としてまつられることになったという。
- その-かみ [3] 【其の上】 (1) 過ぎ去ったその時。そのむかし。「―関白にならせ給へる二位中将殿と/平家 3」 (2) その時。「―塗籠に入りにけり/大和 103」
- うそのかわ 【嘘の皮】 〔獺(ウソ)の皮にかけた語かという〕 全くの嘘。完全な嘘。 「あいつの約束など―だ」
例文
- 都は石上穴穂宮(いそのかみのあなほのみや。
- 都は石上広高宮(いそのかみのひろたかのみや。
- 古くは「射園神:いそのかみ」と呼ばれたという。
- 石上神宮(いそのかみじんぐう)は奈良県天理市にある神社。
- ②「いそのかみ ふるやしろ」とは石上神宮を指していると考えられる。
- 石上神宮がある石上(いそのかみ)と何らかの関係があるのか興味深い。
- 姓は「いそのかみ」と誤読されていた時期もあるが、1981年頃から訂正した。
- 西暦686年(朱鳥元年)までに物部氏から改めた石上氏(いそのかみし)が本宗家の地位を得た。
- 石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)は、岡山県赤磐市(旧 赤磐郡吉井町)にある神社である。
- 石上内親王(いそのかみないしんのう、生年不詳-承和13年9月26年(846年))は、平安時代初期の皇族。