いそめ 意味
- 【磯蚯蚓】
多毛綱遊在目イソメ科の環形動物の総称。一般に体に比べて頭が小さい。体は多数の体節からなり,各体節の両側にいぼ足の生えたミミズ形。アカムシ・イワムシ・スゴカイ・オニイソメなどを含む。多くは沿岸性。定期的に泳ぎ出して生殖活動をすることで有名で,これをパロロという。釣り餌(エ)とする。
- いそめく 【急めく】 いそがしそうに振る舞う。 「ゆゆしげに―・きあはれけるに/弁内侍日記」
- いわいそめ 【岩磯蚯蚓】 イワムシの別名。
- いわ-いそめ イハ― [3] 【岩磯蚯蚓】 イワムシの別名。
- こいそめる 【恋(い)初める】 恋の心をもちはじめる。恋しはじめる。 「薄紅(ウスクレナイ)の秋の実に人―・めしはじめなり/若菜集(藤村)」
- あいそめつけ 【藍染(め)付け】 ⇒染(ソ)め付(ツ)け(2)(3)
- いそめまとい 【磯目纏】 イエバエ科のハエ。体長3ミリメートルほどの極小種。全身黒色で光沢がある。はねは透明。人につきまとい,眼に飛び込むことがある。石川県の海岸砂丘の湧水周辺などに見られるが,絶滅の可能性がある。
- そめ 【染(め)】 (1)染めること。また,染めたもの。 「―に出す」「友禅―」 (2)染めた色。また,染めた色の具合。 「―のいい布地」「―が悪い」
- そめ-そめ 【染め染め】 (副) (多く「と」を伴って) (1) 墨跡の鮮やかなさま。墨くろぐろと。「五大力ぼさつと―と筆を動かせける/浮世草子・永代蔵 1」 (2) しみじみと情をこめて。「嘲りし事のくやしく,―と返事をして/浮世草子・五人女 3」
- そめそめ 【染め染め】 (多く「と」を伴って) (1)墨跡の鮮やかなさま。墨くろぐろと。 「五大力ぼさつと―と筆を動かせける/浮世草子・永代蔵 1」 (2)しみじみと情をこめて。 「嘲りし事のくやしく,―と返事をして/浮世草子・五人女 3」
- いそ 【五十】 ごじゅう。また,数の多いことをいう。 「岩の上の松の梢に降る雪は―かへり降れ後までも見む/古今六帖 1」 ; 【磯】 ※一※ (名) (1)岩石の多い,海・湖などの波打ち際。 (2)水際の岩石。 「―の間ゆ激(タギ)つ山川絶えずあらば/万葉 3619」 (3)冠の縁(ヘリ)。 →冠 (4)琵琶・和琴(ワゴン)・箏(ソウ)の胴の側面。 (5)鞍(クラ)の部分の
- おそめ 【お染】 歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(ミチユキウキネノトモドリ)」。四世鶴屋(ツルヤ)南北作詞。1825年江戸中村座初演。お染久松の舞台を江戸にうつしかえたもの。 ; 【遅め】 (1)きまった時間よりも少し遅い・こと(さま)。 「―の昼食をとる」 (2)速度が普通より少し遅い・こと(さま)。 「―のペース」 ⇔早め
- かり-そめ [0] 【仮初め・苟且】 (名・形動) [文] ナリ (1) その場限りである・こと(さま)。一時。「―の縁(エニシ)」「―の恋」 (2) さして重大でないこと。ふとしたこと。また,そのさま。「―の病」「奥羽長途の行脚只―に思ひたちて/奥の細道」 (3) 軽々しい・こと(さま)。おろそか。ゆるがせ。「―にする」「ああ,―な事も致さう事でおりない/狂言・瓜盗人」
- そめい 【染井】 東京都豊島区巣鴨・駒込あたりの旧地名。江戸時代は植木屋が多かった。都営の染井霊園がある。 ; 【疎明・疏明】 (1)いいわけ。釈明。 (2)訴訟法上,当事者が確からしいという推測を裁判官に生じさせること。または,これに基づいて裁判官が一応の推測を得た状態。
- そめき 【染(め)木】 (1)染料をとるための木や草。染め草。 「―が汁に染(シ)め衣をまつぶさに取り装ひ/古事記(上)」 (2)「錦木(ニシキギ){(2)}」に同じ。
- そめこ 【染(め)戸】 律令制で,大蔵省織部司(オリベノツカサ)に属した品部(シナベ)。染色・織物の仕事に携わった。 ; 【染(め)粉】 染料の粉。粉末の染料。
例文
- ^ 「あいそめまち」とも読む。
- 堅田の居初(いそめ)氏邸内の天然図画亭 - 北村幽庵との合作。
- 会染駅(あいそめえき)は長野県北安曇郡池田町会染滝沢にあった池田鉄道の駅。
- 以前は、流理構造の見られないものを「石英粗面岩(せきえいそめんがん、liparite)」と呼んでいたが、現在では流紋岩に統一され、石英粗面岩の名称は用いられない。